どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

オレオレサギがやってきた!

2004-11-12 | etc
「お前、何ともないよね?」
今日の昼、実家のお袋から電話が掛かってきた。
何でも、今朝がた警察から家に電話が掛かってきたそうだ。

「●●警察署の者ですが、お宅の息子さんが事故を起してしまいました…。
  相手の運転手の方は無事なのですが、助手席のリリーと言う方が怪我をなされまして…。」

「へっぇ~」
お袋笑っちゃったみたいです。
まず俺が事故る可能性の低さを考えたようですが、それ以上に助手席の“リリーさん”に激しく反応してしまったようです。

誰だ、リリーさんって?

笑った口調で答えたら、相手が直ぐに電話を切っちゃったようなんですよ。
お袋にちょっと怒っておきました。。
そんな面白そうな話、もうちょっと続き聞いとけよと(笑)

リリーさんがその後どうなったか、心配でしょうがない俺でした。
オレオレサギさん、その後リリーさんがどうなったか、情報キボンヌ。

こんな時計が気に入りました/SEIKO h-timetron

2004-11-11 | etc
携帯を持つようになってから時計をする機会が少なくなった。
以前は夏になると、左腕に時計の跡が日焼けで残ったものなのだが、最後に腕に白い輪を付けたのはいつの事か・・・。
たまに腕時計をすると、違和感で直ぐにはずしたくなったりもする。

しかし、そんな俺でもこの時計だけは手放せないと言うものがある。
4,5年前になるだろうか、横浜のとある専門ショップで一目ぼれ。即買いをした時計なのだ。
それはこんな変わった時計でした↓



SEIKO h-timetron
値段は確か1万数千円だったと記憶しています。
昔のパソコンのモニターのようなスタイル。
そして、意外に高機能満載な時計で、実用性も抜群!大のお気に入りになってしまったのでした。
アラームは5個まで設定できて、夜にサッカー、明け方サッカー、そして仮眠して出社。
こんなパターンで生活する俺のような人には大変重宝なのですよ(笑)
世界各国の時刻もかなり細かく表示できるので、その点でも便利。
マドリッドは今何時?そんなのが直ぐにわかるわけですね~。

この時計。
意外に製造数が少なかったようで、プレミアがついちゃって、Yahooのオークションで値段調べたら3万以上になってました。(新品ね)
こんなに大事に使っていた時計なのに、先日ベルトが切れちゃったのですよ~。
樹脂製のベルトなんですが、劣化したのかポッキリと折れたように切れました。

と言う事で、凹みまくりなkawakeroです。
修理に出したら、ベルト交換してくれるのかな。
ここまで気にいったんだ。金に糸目はつけないぞぉ!

直って・・・お願い。

旅。衝撃・・・原爆資料館/4月8日

2004-11-05 | TROUBLE TRAVEL
大きなユースは全てが機械的だ。
小さなユースで感じるアットホームな雰囲気を感じる事もなく、時間になったので朝食を食べた。
今朝のお供もSR、GPZRの両氏だ。
今日は福岡方面への旅を予定している俺。
中国地方に入りたいと言う二人とは、途中まで一緒に行動、そして夕方にはお別れだ。
今日を入れてたった3日間の出会い。
しかし寂しさがつのる。

出発の準備をする為に玄関前の愛車に向かう。
長崎ユースの門のところに桜があった。
咲き初めだが、綺麗なピンク色の花を咲かせている。
春だ・・・。
まさか長崎で春を、更には無職に加えて家出状態で迎えるとは数ヶ月前には思ってもいなかった。
桜の下、3人で写真を撮る。
今日でお別れのSR、GPZR両氏に、地図の空欄に住所を書いてもらう。
いつかどこかで会えるといいな。

なぜだろう。
今朝の出発は家に向かい始める感じがする。
今までは家から離れている気がした。しかし、今朝の出発は家に近づいていく気がするのだ。
どこか気持ちが落ち着かない。
今日も二人の後ろを走る。安心して背中を見ることが出来る。
仲間だ。

平和祈念像と、原爆資料館に行ってみる事にした。
天気がいいので気分が明るくなってくる。
平和記念像は、思っていたより大きかった。
片手を上に、もう片手を水平に。
3人で同じポーズで写真を撮ってみる。


      ◆平和祈念像です◆

その後、原爆資料館へ。
博物館を見に行く様な気分でいた俺達。入って直ぐ奈落の底に落とされた。
一瞬で消えた町。
信じられない光景。
人とは思えない墨の固まり。
数々の被爆資料は、言葉を奪ってしまった。
見つめる目には涙がにじむ。
酷い。見たくない光景。
拒絶したい光景。
しかし見なければいけない。

2時間近く見ていただろうか。
あまりの衝撃に何も話せなかった。
この資料は世界の人が見なければいけない。
それしか頭に思い浮かばなかった。

再び平和祈念像に思いを馳せる。
上に指した右手は原爆の脅威を、水平に伸ばした左手は平和。
そして、軽くとじたまぶたは原爆犠牲者の冥福を祈っているそうだ。
先程祈念像前で写真を取った俺達。
知らなかったとは言え、ふざけて写真を撮る場所ではなかった。
恥ずかしさで一杯になった。

有明海沿いの道を走る。
海のモワッとする濃密な空気が流れている。
塩の匂いが濃いという感じだ。
小さな漁港が見えてくる。
海に半分浸かったような家で、車庫の代わりに、漁船を収める艇庫が設置されている。
絵に描きたくなる光景。
写真を撮りたいと思った。
前を行く二人に止まってくれと言うべきか迷っているうち、あっと言う間に通過してしまった。
数人で走る楽しさもあるが、一人じゃない不便さも感じた。

西海橋と言う大きく綺麗な橋を渡り、虹ノ松原へ。
海岸沿いに大きな松林が連なる。
観光ホテルも数軒見える。
無料駐車場にバイクを止め、歩いて砂浜に向かってみる。
白い砂と、青い空。それに濃い色で横たわる海と小さな打ち寄せる波。
綺麗だぁ・・・・・。
あっ、俺の日本海初対面だ。
この向こうに韓国や中国があるのかぁ。

それにしても俺が持ってる日本海のイメージとは違った。
暗い海と、吹きすさぶ寒風。それにコート姿で立ちすくむ女性。
笑っちゃうぐらい目の前の現実とは違うのだった。
まあ、ここは九州だからな。
ボーっと海を見つめる3人。
それぞれに勝手な想像を巡らしているはずだった。

福岡方面へ向かってバイクを走らせていると、信号で1台のバイク、NV-CUSTOMと並んだ。
バイクとヘルメットに記憶がある。
“こんにちわぁ”と声を掛けてみる。
振り向いた顔に驚いた。
2日前に島原ユースで夜中まで語り合った一人だった。
“おーっ!偶然だなぁ!”
お互いに肩をパンパン叩く。SR、GPZR氏も島原ユースで語った仲。
“お前達一緒に行動してたんかぁ”
信号が青に変わった事に気が付かず、クラクションで我に帰った4人だった。
NV氏は、俺が今日向かっている八木山高原の先に向かっているそうだ。
旅は道連れ。同行しよう!

途中でいよいよSR、GPZR氏とお別れの時が来た。
信号が赤であってくれよ・・・。
別れの一言を言わせてくれよ。
しかし、信号は青だった。右折する俺とNV氏。
直進して行くSR、GPZRの両氏。
ホーンを鳴らしながら、俺達のほうに大きく手を振り続けていた。
俺も手を振る。
ありがとうの意味を込めて手を振る。
旅の安全を祈って手を振る。
また会おうな・・・。

今度はNV氏か。
奇遇って本当にあるんだな。この旅は俺を一人にはしないつもりらしい。
旅は道連れか。

飯塚市の近くにいるのは分かった。
しかし、自分達がどこにいるのか分からなかった。
NV氏と道路わきにバイクを止め、地図で確認する。
どこにいるのかがわからないと、どっちへ行けばいいのかもわからない。
途方にくれていると、1台のタクシーが通過していった。
数十メートル行ってからだろう。
こっちへバックでタクシーが戻ってきたのだ。
「おぅ、兄ちゃん達どうした!?」
ここに行きたいのだが、道が分からなくなっちゃって・・・。
地図を見せたら、何だそんな事かとドライバーは呟いた。
「俺の後ろを着いてきなよ。」
“えっ?”
驚く俺達。確か先導するにもタクシーは有料だと思ったが。
“お金ないんですよ”
全部を言わないうちにドライバーは言った。
「はぁ?何言ってんだよ。着いてくればいいよ。」

タクシーに先導され、俺達は走った。
こんな経験ってあるのか?
どこかキツネに騙されているような、不思議な気持ちだった。

タクシーは俺が泊まる予定の八木山ユース近くまで回ってくれた。
挨拶をしようとすると、窓から手が出てきて
“じゃ!”
って感じで走り去ろうとしている。
NV氏をこの後も先導するつもりなのだ。
既に声が届かない程距離が離れている。
声にならない言葉を喉の辺りで搾り出しながら手を振る。
“ありがとうタクシーの運ちゃん!NV氏、旅の安全を祈ってるぞっ!”
タクシーとNVが見えなくなるまで手を振っていたろう。
涙が出そうになった。
感謝の気持ちと、あのタクシーについていけばよかったのかと言う寂しさだった。


八木山高原ユースは、とても大きい施設だった。
企業、学校とかの研修にも使っているのだろう。
一見してこのユースも学校のようだった。

受付をして驚く。
今夜はこの大きな施設で、泊り客は自分を含めて二人。
凄い人口密度だ・・・。

部屋に荷物を置きに行った。
畳の部分がある部屋で2段ベットの下段に寝る。
隣のベットの下段に荷物が置いてある。今夜同居人はどんなやつだろう。
ワクワクしながら歓談場所でもある食堂に行ってみた。


   ◆八木山高原ユースの寝室◆

“ハァーイ”
軽やかに手を上げたのは、背の高いヒョロッとした外人だった。
“!?”
どうしよう・・・。
外人とこんなに近くで会うのも初めてなら、当然話した事もなかった。
しかも英語は苦手だ。

このユースのホストである小太りの主人が、間に入ってお互いを紹介してくれた。
彼はオーストラリアから来たクーパー。
俺も度胸を決めて自己紹介をした。
「マイネーム イズ kawakero・・・」
握手をした。
この時、握手の後はなんだっけ?軽く抱くんだったか・・・と言う考えが頭を過ぎる。
そんな俺の考えをよそに、クーパーはさっさと椅子に座ってテレビを見始めた。
膝がガクガクしそうなほど緊張していた俺だった。

夕食はホストを含めて3人で焼肉を食べた。
食堂のテーブルに乗せたカセットコンロで食べたのだが、家族的な雰囲気の料理に心が温まる。
ユースでこの料理は規格外だろう。
人数が少なかった事で、幸運が転がったって来たようだ。
段々、クーパーにも慣れてくる。
つたない英語でも何とか通じる事が分かれば、変な緊張もなくなる。
彼もオーストラリアではライダーだった。
この旅は、バスとヒッチハイクで動いているそうだ。
九州に来たのは、福岡からフェリーで韓国に渡る予定からだと言う意味の事を言っていたようだ。
偶然か、焼肉の付け合せにキムチが出ていた。
「クーパー・・・ユートライ ディス フーズ」
“!?”
不思議がるクーパーにジェスチャーを交えて食べろと言ってみる。
ホストも面白がって黙ってニヤニヤしていた。
クーパーが恐る恐る箸を使ってキムチを取り出す。
静かに口に近づけて行く。
食べた。

“!?”

一瞬の間隔を置いて、クーパーが大声で叫んだ。

「Hot Hot Hot!!!!!!」

ホストと俺で大笑いした。
クーパーも涙目で笑っていた。
辛いを英語で言うと“HOT”になると知った夜になった。

部屋に戻って、クーパーからオーストラリアで子供が遊ぶと言うパズルゲームを教えてもらう。
紙に書いた升目を取り合うゲームだった。
結局消灯時間まで二人で楽しむ。
ライダーは万国共通なのか?直ぐに溶け込めるのは、国籍は関係ない事を知った。
ベットに入り込む。
色々あった一日だった。
クーパーにお休みを言う。
「グッ ナイッ」
クーパーも答えた。
「おやすみなさい」

日本語知ってんじゃん!
今夜もニヤニヤしながら寝る事になった。


つづく・・・・。

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 天気:晴れ
 時間:9:00~17:30
 距離:203km
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※写真はWEBから拾ったものです。旅中の写真アップは少々お待ちを!

旅。長崎漫遊/4月7日

2004-11-04 | TROUBLE TRAVEL
島原ユースの夜は本当に楽しかった。
人の暖かさも感じた夜だ。

ライダーが多いと言う事もあったが、深夜まで旅の話、そして人生観までを話してしまった。
大した人生を送っている訳ではないと言う意識もあって、人生観を話すのには抵抗があった。
しかし、お互いがそれを出し合っていると、いつのまにか心の底から他人と話せるようになってくるから不思議だ。
父親との確執、現在無職の心細さ。
色々話してしまった。
話しすぎたかと、布団に入った時にはちょっとした自己嫌悪も感じた。

寝不足で起きると、雲仙は雨に煙り寒い朝が待っていた。
みんなで食堂で朝食を食べる。
不思議と、全員仲間と感じる。
俺の旅仲間達だ。
今日ユースを発つと二度と会わないだろう。しかし仲間なのだ。

出発準備で雨具を着ていると、昨夜深夜まで語り合った中の二人が話しかけてきた。
確か、二人で旅をしているライダーで、大阪から来ている連中だ。
今日は長崎ユースに泊まる予定と聞く。
雲仙からは山を越えて長崎は直ぐそこだ。
長崎はゆっくり観光したいと思っていたので、同行することにした。
彼らは、SRさんとGPZRさん。楽しい一日になりそうだ。

昨夜語り合った仲間達と集合写真を撮る。
写真を撮る時、みんなで声にならない奇声を上げた。
最高の笑顔で、薄汚れた旅仲間達との一瞬はフィルムに焼き付けられた。

雨の中3台のバイクは走る。
俺は最後尾を走る。
前のバイクが跳ね上げる水は、土を含んで後が残る。
バイザーに付く泥水は視界を妨げる。少し距離をとって走った。

雲仙普賢岳を横目に温泉地を抜ける。
温泉の文字には心が騒いだが、一瞬で歓楽街は抜けた。
山を下り始めると、直ぐに長崎が見えてきた。
小さな湾に密集する古ぼけた町。
港に停泊する船と町のコントラストは、どこか異国を感じさせるものだった。

今日はまず長崎ユースに荷物を置きに行った。
今迄で一番大きなユースで、建物もコンクリート製。一見して学校のような雰囲気を持っていた。
部屋も大部屋で、一人一人ベットがある。一部屋は10人程度泊まれそうだった。
コインランドリーもある。
今夜は久しぶりの洗濯だな・・・洗える事が最近楽しみだ。


       ◆長崎ユースです◆

荷物を降ろしたバイクは、本当に軽く感じる。
気持ちも軽く、3台は再び長崎の町に出発。
観光のみの一日。
旅に出て初めての経験か。
バイクの走行距離があまり伸びなくなってきた。
心に余裕が出てきたのか、家に戻るのを遅くしたいのか・・・。

大浦天主堂に向かう。
バイクは土産物屋に置かせてもらい、歩いて坂を上っていく。
皮パンツに、フライトジャケットの格好の俺。
観光客の中に入ると、気恥ずかしい気分になる。
門で写真だけ撮り、グラバー邸へ向かう。
庭から見る長崎港の雰囲気に圧倒される。
商船、タンカーなどに混ざって、軍艦も見える。
夜になると、それは夜景が綺麗だろうな・・・楽しみでワクワクした。

俺の希望で、散歩がてら商店街を歩く。
行きたかった店があるのだ。
長崎カステラで有名な福砂屋さん。
カステラの下の部分に粗目の砂糖が付いていて、ボリボリ言わせながら食べる。
口の中を想像で甘くさせながら店を探した。
以外にコジンマリした店で驚くが、とても雰囲気がいい店だった。
カステラを2本購入。
いつ食べるんだ?
そう思ったが、せっかく行ったんだからと買ってしまったのだ。
試食を食べた時点で、目的は達成していたんだけどね。


     ◆老舗の福砂屋さん◆


 ◆粗目砂糖が美味しいカステラ◆

オランダ坂、眼鏡橋等を見物しながらバイクで走る。
初めて路面電車を見た。
道を走る電車に戸惑う。どこを走っていればいいのか、ドキドキする。
意外に遅いな・・・抜いていいんだよな・・・。
そして、路面電車の線路が滑る事に気が付いた。
タイヤの角度を気をつけないと、線路で転倒してしまいそうだった。

長崎ユースは夕食がなかった。
なので3人で長崎皿うどんを食べに行った。
初めて食べる皿うどん。
ワクワクしながら30分近く待つと、運ばれてきた料理は間違っていた。
うどんを頼んだのに、見るからにその面は細い・・・。
皿うどんを頼んだのに、テーブルに運ばれてきたのはカタ焼きそばだったのだ。
「すみません、頼んだのは皿うどんなんですが・・・」
心細く言うと。
「これですよ」
あっけなく言われた。
えっ!?
うどんと言うから、俺のイメージは“焼きうどん”だったのだ。
これが皿うどんって言うのかぁ。
恥ずかしさと、美味しさで、ニヤニヤしながら3人で食べた。


   ◆いまだに思う。これ固焼きそばだろ!◆

一度ユースに戻る。
やっておかなければいけない洗濯を始める。
今夜は夜景を見に行くので、早く終わらせなければ。
結局出掛ける事が出来たのは8時過ぎてしまった。
ユースには門限がある、夜景をのんびり見ていられる時間はさほど取れそうもなかった。

慣れない夜道を、長崎港の対岸にある稲佐山を目指す。
夜景が有名なスポットらしいので、せっかくならと目的地にしたのだ。
数度迷った。
道は細い山道だった。
時間は掛かったが、頂上のアンテナ施設が見つかると、そこは結構な人だかり。
景色を見たとたん絶句してしまった。
何と言う綺麗さ・・・。
宝石をちりばめたとは、こういった景色を言うのか。
この光の一つ一つは人々を照らす小さな明かりの集合帯。
中には小さく動く光もある。
人が作っている光なんだな・・・。
当たり前のことだが、その事に感動してしまった。

ユースに戻ると、昼間買ったカステラを開ける。
2本共だ。
一人で食べても美味しくない。みんなで食べた方が美味しい。
そう思い、同室になった人に声を掛けた。
「長崎カステラ買ってきたんだけど、食べたい人は取りにきて。」
俺のひとかけらを残して、みんなに食べれられてしまった。
まっ、いいか。

“遠慮して食えよぉ”

心で呟きながら、ニヤニヤ顔で俺は布団に入った・・・。


つづく・・・・。

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 天気:雨のち曇り
 時間:9:00~21:30
 距離:100km
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衝撃の瞬間・・・バレンシアのアイマールが心肺・呼吸停止に

2004-11-02 | Football
昨夜、WOWOWにて愛するバレンシアvsA・マドリーの試合を見ていた。
ホイッスルが鳴って数分後に衝撃の瞬間が・・・。

ルーズボールを拾ったバレンシアは速攻でゴール前にボールを上げた。
GKとDFの中間に落ちるいいボールが入った。
飛び込んだのはMFアイマール。
走りこんだ勢いのままボールをヘッドで捉えてゴールへ・・・。
その瞬間DFがボールをクリアーしようと腰の位置で右足を一閃した。

アイマールがボールをヘッドで捉えた瞬間、ボールをクリアーしようとしたDFの右足は、アイマールの顔面と喉を激しく蹴り上げた。
(※このクリアーのプレーは正当なものだった。危険性は微塵もない)

ダイビングの勢いのまま力なく飛ぶアイマールの体。
ピッチにグニャリと横たわる。
ボールはクリアーされた。ボールを追う選手の目がゴール前のアイマールに戻る。
異変に直ぐに気がついた。

普通じゃない・・・。

医療班が走り寄る。
敵も味方もない。選手はアイマールを取り囲み見守っている。

医療班のメンバーが何かを取り出してアイマールの口に差し込んだ。
その時、アイマールは心肺・呼吸停止状態に陥ってた。
悪夢が過ぎる。信じたくない映像は流れ続けた。

喉につまった舌が呼吸を妨げている。
気道を確保する為のチューブを差し込むと、アイマールの意識は戻った。
心臓も再び鼓動を打ち始める。

最悪の事態は避けられた。

血だらけになりながら担架に乗せられたアイマール。
手を動かしているのを見て、本当に涙が出そうになるほどホッとした。
血だらけでもなんでも、生きていることが嬉しかった・・・。

試合はその後再開され、前半は無得点で終了。
後半に入るとバレンシアが先制する。
しかし後半残り時間が少ない状況になったが、トーレスの驚異的な粘りとシュートでA・マドリーが同点に追いつく。
そのままホイッスルで試合終了。
公式戦8試合連続で勝利がないバレンシア。
懸念は現実になった。昨年のチームバランスが今期は崩れたままだ。
心配は尽きないが・・・

何よりアイマールが深刻じゃない状況だったのが救いだ。
怪我の状況も軽傷と言う、奇跡的な状況。
次の公式戦チャンピオンズリーグのインテル戦は欠場だが、ピッチに戻ってくるのもそう遠くないと感じさせてくれる。
ホッとした。
先週ブラジルで試合中に選手が亡くなったばかりだ。
ピッチで人が亡くなって行くの見るのは、本当に辛い。
この悲劇が二度と起こらないことを祈る。

職業柄こんな行動しちゃって・・・と言うのあります?

2004-11-01 | Job
メールマガジンで「ほぼ日刊イトイ新聞」を購読しています。
そのメルマガ内で流行中の話題をひとつ。

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これって職業病?

・イベントに遊びに行ったら、会場の装置を見て収支ポイントを計算、
 グッズを買わないとペイしないと判断すると、欲しくもないグッズを買ってしまう。
・新聞記者なので、プライベートなメールの文章まで15文字で1行としてしまう。
・テレビの研究所シーンを見て、“こんな煙は出ないよ~”とついつい突っ込んでしまう。

※こんな話題で楽しませてもらってます。
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あるあるって感じですね~。
そう言う私も職業病と言えるものがあります。
私の仕事は、建物内の空調や上下水道、それにプールや温泉のシステム等を計画する設備設計屋です。
ちょっとニュースになりそうな大きな建物が建つと、見に行って色々偵察したくなります。
仕事がオフの時でもこの癖は抜けませんね。

昨夜はお通夜に出席していました。
静かにお経が流れる中、私の目は天井に釘付けに・・・。
空調の吹出し口が見当たらないのです。
焦りましたね。
設計屋ともあろうものが、メインの得意分野空調で、吹出し口を見つけられないとは・・・。

どこから吹いてるんだ・・・それで、どこから空気を戻しているんだ。
ん?お線香の煙の流れから行くと、上の方に上昇気流があるぞ。
と言うと、こっちの方に・・・おっ、あれか!?あれなのか???
いい仕事してるなぁ。まったく分からなかったよ。それにしても・・・音も静かだな。
吸音材でも貼ってるのか?
まてよ・・・あの方法だと、暖房の時に温度差が出来ると、足元は冷たくなるはずだ。
ちょっと靴脱いで床の温度調べてみるか。
・・・・・・。
やっぱりな。すげえ冷たいや。
考えはいいけど、詰めが甘いな。
まてよ・・・予算がなかったのか。
あるんだよな、外見にばっかりこだわっちゃって、いざ着工した後で内容が薄くなっていくパターン。
そうか。そうなんだな。
フッフッフ。
あまいぜ。
総予算は5億ぐらいだな。で、空調と給排水で1億弱・・・8千万ぐらいか。
すると手抜きするならあそこだな・・・。

静かな式の最中、俺はそんな事ばかり考えてた。
で、式が終了後は祭壇の裏にまで回って、自分の予想を確かめてきたた。
当たってました(笑)

・煙の排気が悪い焼き鳥屋に行くと原因と対策を考える俺。(勝手に)
・買い物中にトイレに行き、便器ががたついているとネジを増し締めしたくなる俺。(勝手に)
・火事になると自動で閉じる扉の前に、 その店が商品を置いてるのを見ると、
 怒りながらどかしたくなる俺。(勝手に)
・温泉に行くと、まずお湯の出口と排水金物からシステムを予想する俺。(勝手に)
・屋内プールで窓が曇っていると、原因と対策を考える俺。(勝手に)
・エアコンのスイッチを見つけると、設定温度を確認する俺。(勝手に)

ハァ。
こう言った事をやった後は、ちょっと虚しくなるんだよね。
調べてどうするって言うんだよ。
いつも自分に突っ込んでます。


また俺の同業者の友人の話も。
6,7年前だろうか、グアムで大地震に遭遇してしまった。
ホテルで夕食中に突然ドスンと凄い揺れが来た。
“これはまずい!”
って思いながら、テーブルの下に隠れていたが、揺れは激しくなる一方。
命の危険さえ感じたその瞬間、天井が突然破れて、大量の水がレストランに降り注いできた。
その瞬間彼は何を思ったのか?
「天井からこんな量の水が流れてくるとは・・・どこから来た水だ?ん?このホテルは高架タンク方式の給水装置なんだなっ!って事は、4トンぐらいの水は流れてくるな。」
泣き叫ぶ人たちを尻目に、彼は水が落ちてくるのを楽しみに見ていたそうだ。
“結構流れてくるな~すっげえ♪”
笑っていたそうだ。


みなさんは職業病ありますか?