玄海の語り部

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川俣保美がそれを熱く語ります。

手足口病 九州で猛威

2011年08月01日 11時01分32秒 | 最近読んだ本から
乳幼児に多いウイルス性の感染症「手足口病」が大流行している。

国立感染症研究所が全国で約3000ヶ所の小児科からの報告をまとめたところ、7月4日~10日の1週間に患者数が3万人を超え、過去30年で最多となった。

特に九州北部の患者急増が目立ち、佐賀・福岡・熊本の3県は都道府県別の上位3位を占める。同研究所は予防策として手洗いやうがいに励行を呼び掛けている。

手足口病は、主に4歳~5歳までの子供がかかるウイルス性感染症で、軽い発熱や食欲不振、喉の痛みなどの症状が出た後、唇や手のひら、足の裏などに水ぶくれや発疹ができる。症状は軽く多くは数日で治るが、まれに髄膜炎などを併発することもある。

咳や排泄物から感染する。

今年の流行は国立感染症研究所が調査を始めた1982年以来最多だ。

同研究所でまとめでは、2011年第27週(7月4日~10日)の全国約3000の1医療機関当たりの平均患者数は9.7人と、これまで最多だった95年の7.7人を上回った。西日本を中心に流行している。

佐賀県と福岡県では6月上旬ごろ、1医療機関当たりの1週間の平均患者数が匡に警報レベル(5人)を超え、第27週はそれぞれ42.3人と41.0人に急増。

40人を越えたのは全国で両県だけで、都道府県別の1位、2位を占めた。

同週は熊本県も全国3位の32.7人に上がり、長崎県、大分県、宮崎県も全国平均を上回った。

手足口病は原因となるウイルスが気温と湿度が高い環境で活発になるため、毎年4月ごろから患者が増え、7月下旬に流行のピークを迎えるのが一般的だ。

ただ今年は、患者が減り始めても例年のピークを大幅に上回る状態が続きそう。

「夏休み終わりごろまで、感染可能性が高い時期が続くとみたほうがよい」(国立感染症研究所)

福岡県保険衛生課の担当者は「大流行している原因ははっきりしないが、今年は全身に水ぶくれや発疹が出ている患者が多いのが特徴だ」と説明。

「福岡県の7月中旬の平均患者数は約2ケ月ぶりにわずかに減ったが、大流行は続いている。引き続き注意してほしい」と呼び掛けている。



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