玄海の語り部

「健康」を当たり前と思っている人。
それを失ったときに判る「健康」のありがたさ!
川俣保美がそれを熱く語ります。

活性酸素 脂質の制限より活性酸素対策!

2011年04月22日 10時46分07秒 | 健康諸々
昨日の続きです。
京都大学医学博士 丹羽靱負先生は講演会でも、この脂質の問題について時間を取って話をされています。

中性脂肪やコレステロール値の事を気にする人がいるが、実はこれらが身体に悪いわけではない。勿論中性脂肪を原因とする肥満は、心臓等に負担をかけ、太り過ぎることは身体に良くない影響を及ぼすことがある。

しかし、本当に悪いのは中性脂肪やコレステロールに活性酸素が反応すると、これが過酸化脂質となり、過酸化脂質はなかなか体外に排泄されず、血管の壁にこびりついて、動脈硬化を起こす。
「脂質を抑えることより、最も大切な事は、活性酸素対策」だと言われます。

『人は血管と共に老いる』と言われています。
血行こそが何より大切な事です。
そして血液を運ぶ血管はとても大切な働きをしています。

血管は道路に例えられる事があります。
東日本大震災でも分かるように道路が不通になると、物資を届ける事が出来ません。
また、被災地を復旧する重機も運ぶことが出来ません。
復旧の一番に行われたのは道路の整備でした。

同じように血管も詰まって不通になると、身体に必要な酸素やその他の栄養素を運ぶことが出来ません。
細胞の修復も、修復する資材(成分)が無ければ修復できません。

また体外から侵入した異物や細菌、ウイルスなどから身体を守ってくれている白血球もそこへ運ぶことが出来ません。
その為、血行が悪くなると、抵抗力が落ちてきます。

動脈硬化の原因→過酸化脂質
過酸化脂質を作る原因→活性酸素

この事を忘れずに、活性酸素対策を頑張りましょう。
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