田中伊佐資さんの『Stereo』誌連載「ヴィニジャン~アナログの壺」が、シュアのカートリッジV-15の初代から8タイプを比較試聴。またも雑誌ネタになるが、これには驚きと共に溜飲を下げた。習慣で使って来たtype4への評価が、思いのほか熱かったからだ。となると、それまでの「これでいいのか?!」が「これでいいのだ!!」に転じ、連休中はアナログ盤の聴きまくり。中でも、モービル・フィデリティ『カインド・オブ・ブルー』の45回転2枚組箱にずっぽりとはまった。そこでやはりありがたいのは、こうでもないと仕事以外で名盤のアナログに食らいつくことがまずないこと。嬉しいのは、アナログを回しているところに乱入してきた輩が、片面が終わるまでそうと気づかずにいること。痛いのは、1タイトルが国内通販で7,000円から8,000円代になることくらいかな。明日から『マイルス・イン・ザ・スカイ』に食らいついてみるつもり。