ここのところ極端に気温差が大きいせいか、寝付きが悪いので布団にもぐり込む前の小一時間をCDのリッピングにあてていると、すっかり習慣化してしまった。リッパーはdbpoweramp cd ripper、エンコードはflacのレベル5でエラー補正をかけ(パイオニアの光学ドライブ側も同様)、あとはお任せ。あるオーディオ誌がちょっと前、このリッパーにダメ出ししていたが、ウチではそんなことはない。並行して、『ジム・ホール&ロン・カーター』のようなデュオ作品を、ミュージシャン双方のフォルダーに置いていたのを、一方からのショートカットにして容量の節約も始めた。これはドライブの優先順位や元フォルダー名を変えると無意味になるので厳重注意だが、2TBのHDDが残り408GBになってくると、神経質にならざるを得ない。それでも、手に入れた新譜は基本的にすべてファイル化し、聴くのもほとんどファイル再生で、CDはライブラリー・マスターになりつつある。たとえばサンボーンの『リヴァー』では、ブックレットのpdfファイルも添付してあるので、ないデータは日本語ライナーと帯だけ。ひとまずはこれさえあれば完璧なのは、超極私的エッセイ調のライナーなら読まない方がいい場合もあるからだ。大問題は、リッピング時にネットから落としてくるメタ・データに間違い(ディスクとの食い違い)が時々起きること。今のところ、押さえどころはそこだけかも。なぜかCDよりPCのファイル再生の方が、いくつかの例外を除いて好きな音調になるのは相変わらず。Windows7とfoobar2000をトラポにして、USB-DAC経由でオーディオ・アンプへと。そこから先は何も変わらないのに、理屈知らずの一般平民には不思議でしかないが、昭和の名文句「不思議大好き」を思い起こして感心してみたり色々。さて昨日今日は、気のおもむくまま、デイヴ・グルーシンとアート・ファーマーのファイル・フォルダーを整理したところ、「あるはずなのに見つからないタイトル」の連続攻撃。だからといって、間違っても不可逆圧縮ファイルのダウンロードだけは御法度だ。デイヴ・グルーシンは覚悟の上とはいえ、映画関連作品が多いので、揃えるのがとにかく大変。ネットに網を張って気長に行くことにしよう。久しぶりなので長引いてしまった。