子供の頃の 唯一の楽しみは
お小遣いで 本📚を買うこと
ささやかな小遣いは
本代に消えた
幾らの小遣いで
本代は如何程だったのか・・
この本は 150円とある
昭和35年頃のこと
誕生日のプレゼントに
炭鉱に暮らす兄弟姉妹の
末っ子の少女の 日記を
まとめた📙 にあんちゃんを
お願いしました
赤貧洗うが如し
炭坑夫の収入は・・・
貧しさ故の少女の哀しみが
飾らずに素直に書かれた
日々の日記からこぼれて来る
身につまされ
涙がこぼれた小学生の誕生日
🟢思い出したこと
炭鉱の大企業の子息の
晩御飯の様子を 夏のこととて
開け放たれた窓から覗いた
炭坑夫の子供達
次の日 登校するや
お前んち 昨日は
何の日だったんや❓と
炭坑夫の子供は聞く
意味の分からない
大企業の子息は
別に何の日でも無い❗️と
答える
食卓に普通に並べられた
夕餉の皿小鉢のお菜は
炭坑夫の子供達には
特別な日でも
食べられない献立
それが日常生活と知った
炭坑夫の子供達の驚き
そして それはまた
大企業の子息の驚きとなり
貧しい食事の日々を暮らす
炭坑夫の労働によって
自分は
特別な日でも食べられないと
言われた食事を のうのうと
食べ 暮らしていた
知らなかったこととは言え
恥ずかしさに身が縮み
親への憤りとなり
延いては資本主義社会への
反発となり
後 過激派組織に
身を投じた
二十歳代の頃
過激派の青年の手記を読み
にあんちゃんを
思い出しました
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