瓦山瓦版

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🟢にあんちゃん🟢1960.2.22

2024-10-08 10:38:00 | 日記
 子供の頃の 唯一の楽しみは
お小遣いで 本📚を買うこと
 ささやかな小遣いは
  本代に消えた
 幾らの小遣いで 
  本代は如何程だったのか・・
   この本は 150円とある
  昭和35年頃のこと



 誕生日のプレゼントに
  炭鉱に暮らす兄弟姉妹の
 末っ子の少女の 日記を
まとめた📙 にあんちゃんを
 お願いしました

 赤貧洗うが如し
   炭坑夫の収入は・・・
  貧しさ故の少女の哀しみが
 飾らずに素直に書かれた
  日々の日記からこぼれて来る
   身につまされ
 涙がこぼれた小学生の誕生日

🟢思い出したこと

    炭鉱の大企業の子息の
 晩御飯の様子を 夏のこととて
  開け放たれた窓から覗いた
 炭坑夫の子供達
  次の日 登校するや
 
 お前んち 昨日は
   何の日だったんや❓と
 炭坑夫の子供は聞く

  意味の分からない 
 大企業の子息は
   別に何の日でも無い❗️と
  答える

   食卓に普通に並べられた
 夕餉の皿小鉢のお菜は
    炭坑夫の子供達には
  特別な日でも
   食べられない献立
  それが日常生活と知った
 炭坑夫の子供達の驚き

  そして それはまた
大企業の子息の驚きとなり
 
  貧しい食事の日々を暮らす
 炭坑夫の労働によって
  自分は
 特別な日でも食べられないと
言われた食事を のうのうと
食べ 暮らしていた

 知らなかったこととは言え
恥ずかしさに身が縮み
  親への憤りとなり
 延いては資本主義社会への
  反発となり
   後 過激派組織に
    身を投じた 

  二十歳代の頃
 過激派の青年の手記を読み
  にあんちゃんを
   思い出しました


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