LAWSONの裏の
小高い所に
六本の松が生えている
かつて この辺り一帯が
松林だった名残の松である
常緑樹 常盤木ではあるが
枯葉を下の道に積もる程に落とす
能の “高砂“ の
翁と媼は
手に熊手と箒を持ち
松林を座敷の様に
掃き清めた
やがて 腐葉土の無い
痩せ地となり
岩上にさえ生える
栄養を嫌う松は
よく成育し
日本の風景は照葉樹から
松の風景に変わったといふ
さて 縁起のよい印に
松竹梅がある
どちらが上で
どちらが下か諸説ある
江戸の吉原の遊郭には
身分秩序があり
遊女の最高の者は
太夫と呼ばれ
“松の位“ と称された
縁起とされた時代も
松は平安
竹は室町
梅は江戸とか
また松の先には
歳神様が降臨するとも信じられ
正月🎍に門松を立てる風も一般化
飲食店は “おしながき“ の
特上・上・並を
憚って〈はばかって〉
松竹梅としたとも・・・
どうやら
松に “上“ の軍配が
上がりそうですである
松竹梅を植物学的に
分類すると
🟢松は裸子植物
🟣竹は被子・単子葉類
🟠梅は被子・双子葉類
となる
そこへ正月飾りの裏白の
🟡羊歯〈シダ〉・胞子植物を
加えると 植物界の
全てが揃うといふ
偶然とはいえ 出来過ぎ‼️
筍の季節到来❗️
俳人 正岡子規は
明治34年刊の
“墨汁一滴“ に
「四十歳位になる 東京の女に
自分が筍の話をしたら
その女は驚いて
筍が 竹になるのですかと
不思議そうに云うて居た」と
書いている
「人は鄙〈ひな・田舎のこと〉にも
一度は暮らすべし」とも
書いている
コロナ CORONAで
夜が明けて
CORONA コロナで
日が暮れる
数ヶ月前 誰がこの状況を
想像したでしょうか
・貧富・人種・地位・名誉
・国籍を超えて罹患する
コンピュータを駆使し
人智を超えた
完璧に見える機能のなかに
暮らしていると考えていた人間
総てを
征服したかの様に見えたが
野生動物のウイルス🦠に
あっさり 足許を掬われた
闘うべきは
利害に因る 他国では無い
地球🌏ワンチームが
神様の眼目であるかもしれない
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