突然の電話。
「○○町の○○ですー」
とっても親しげな男の声。
偶然にも同じ町に同じ名前の人がいる。
「お世話になっております」
「住職さん、いらっしゃいますかー」
海外から帰ってきたので今から
ご挨拶に伺いたい、という電話だった…。
二人で首をかしげ考える。誰だよ。
間もなく玄関に立った男は40才台の
知らない人。
「どちらさまでしょう」
「○○町の○○ですよ」
「どこでお会いしましたかね」
「おととし、法事で会いましたよー」
「… ? …お父さんの法事 ? 」
「そうですそうです」
「お父さんはいつ亡くなられました ? 」
「…かなり前ですけど」
「私が葬式しました ? 」
「そうだと思うけど…年寄りの方だったかな」
「うちには年寄りはいないけど…まぁ、
立ち話もなんだから上がってください」
「いや、上がるほどではないので、実は私、
マグロの遠洋漁業に出てまして、すごい
苦労して大マグロをあげたんですが、その
マグロと引き換えにサウジアラビアの高価な
お宝を手に入れたんですよ」
「はーーー、ちょっと上がって」
「いや、上がらなくてもいいので、見てください」
「興味ないし」
「そっか」
いきなり出て行く男。
なんなんだー。
新手の詐欺か。
引っかかるやついるのか ??
市内のわりと大きな町名と、市内で一番
多いと思われる苗字を言えば、お寺なら
きっと心当たりがあると思うのだろう…。
あ ほ か
みなさん、お気をつけください。
「○○町の○○ですー」
とっても親しげな男の声。
偶然にも同じ町に同じ名前の人がいる。
「お世話になっております」
「住職さん、いらっしゃいますかー」
海外から帰ってきたので今から
ご挨拶に伺いたい、という電話だった…。
二人で首をかしげ考える。誰だよ。
間もなく玄関に立った男は40才台の
知らない人。
「どちらさまでしょう」
「○○町の○○ですよ」
「どこでお会いしましたかね」
「おととし、法事で会いましたよー」
「… ? …お父さんの法事 ? 」
「そうですそうです」
「お父さんはいつ亡くなられました ? 」
「…かなり前ですけど」
「私が葬式しました ? 」
「そうだと思うけど…年寄りの方だったかな」
「うちには年寄りはいないけど…まぁ、
立ち話もなんだから上がってください」
「いや、上がるほどではないので、実は私、
マグロの遠洋漁業に出てまして、すごい
苦労して大マグロをあげたんですが、その
マグロと引き換えにサウジアラビアの高価な
お宝を手に入れたんですよ」
「はーーー、ちょっと上がって」
「いや、上がらなくてもいいので、見てください」
「興味ないし」
「そっか」
いきなり出て行く男。
なんなんだー。
新手の詐欺か。
引っかかるやついるのか ??
市内のわりと大きな町名と、市内で一番
多いと思われる苗字を言えば、お寺なら
きっと心当たりがあると思うのだろう…。
あ ほ か
みなさん、お気をつけください。