kazuの日日是好日

旧フィール・パージュ通信から新たに開設しました。
日々の出来事を綴っていきます。

蒸し暑い一日

2024-06-13 15:51:44 | 読書

今朝も4:20ウォーキングスタート! 20° くもり

昨夜は蒸し暑くてなかなか寝付けず夜中に何度も目を覚ましました。

そして今朝もその暑さが残ったまま湿度も92%とジメジメとしていました。

歩き始めから汗だくになりとても疲れました。今年は梅雨入りが例年より

かなり遅れていて今週末あたりになりそうだとテレビの気象予報士が言ってました。

気温の高さはまだ我慢できますが湿度が高いのは体に堪えますね・・・(^^;)

8015歩 6.50km 356kcal 65分

 

今日の3時のおやつはローソンの「バニラクリームタルト」です。

バニラクリームがタル生地の上にたっぷりと乗っています(笑)

ちょうど良い甘さでアイスコーヒー(無糖)とよく合い美味しかったです。(≧▽≦)

さて今日は読書ブログも・・・・

最近読んだ本【本所おけら長屋 外伝】畠山健二 〈PHP文芸文庫〉

江戸は本所深川を舞台に繰り広げられる笑いあり、涙ありの人情時代小説。

金はないが情けはある、お節介で名高い「おけら長屋」の住民たちが活躍する

シリーズの外伝。登場人物たちの若き日を描く前日譚。

万造と松吉はおけら長屋で出会った途端に意気投合するが・・「馬鹿と外道は紙一重」

おけら長屋は実は事故物件!?住民らに次々と災いが起きる中長屋立ち退きの

話までも持ち上がり・・・「金太が街にやってくる」他二編収録。

「おけら長屋」シリーズの大ファンで1~20巻まですべて読みました。

2023年3月発売の20巻で一応完結のかたちになり寂しく思っていたところ

昨年9月にこの外伝が発売されてすぐ購入したのですが当時いろいろ忙しくて

積読状態になったまま半年以上経ちやっと読めました。(^^;)

 

個性豊かな登場人物たちの若い頃のエピソードが満載で面白かったです。

島田鉄斎がおけら長屋に来る前の話はとても切なくて心を打たれました。

おけら長屋シリーズ、古典落語テイストで人情の機微を笑いと涙で描いており

とても読みやすいです。ぜひ、お薦めです。

そうそう、近いうちに「第二幕スタート!」という情報が・・・楽しみです!!(^^)!


変な家

2024-06-08 12:33:38 | 読書

今朝は寝坊したので4:35ウォーキングスタート! 17° ほぼ快晴

アラームが鳴る前に目が覚めたのですがアラームを止めてまた目を

閉じたら寝落ちしてしまい次に目が覚めたのは4:20だった~(^^;)

急いで支度して家を出たのがいつもの15分遅れだったので辺りは結構

明るくなっていました。日差しもあり暑くて汗だくになりました。

7971歩 6.36km 357kcal 66分

 

今朝の東の空です。(4:53)

さて今日は読書ブログを・・・

最近読んだ本【変な家】雨穴 〈飛鳥新書〉

知人が購入を検討している都内の中古一軒家。開放的で明るい内装の

ごくありふれた物件に思えたが間取り図に「謎の空間」が存在していた。

知り合いの設計士にその間取り図を見せるとこの家はそこかしこに

「奇妙な違和感」が存在すると言う。その違和感が重なり、やがて一つの

事実に結び付く。それはあまりに恐ろしく決して信じたくない事実である。

話題になっていて気になっていた本です。お友達にお借りして読みました。

間取り図を見た違和感から謎を解いていく展開が面白かったです。

ホラーかと思いきやどちらかといえばミステリー要素が強いお話です。

前半の謎解きは怖いながらもドキドキ、わくわくしましたが後半、真相が

解ってくると現実離れした話でちょっと無理あるかなぁと思いましたが

読みやすくてテンポの良いミステリーで私は好きです。ぜひお薦めです。

 


シリーズ5巻目

2024-06-02 15:37:09 | 読書

今朝も4:20ウォーキングスタート! くもり 17°

空からは今にも雨粒が落ちてきそうなお天気でしたが歩いている間は

降られずにすみました。8395歩 6.70km 359kcal 70分

 

ウォーキングから戻って来てからも日差しが出てきたかと思えば急に暗くなって

雨がザァーザァー降ってきたり、またすぐ上がったりと安定しません。

今日は一日こんなお天気が続きそうです、梅雨入りはいつになるのでしょうね?

 

最近読んだ本【やさしさを忘れぬうちに】

川口俊和 〈サンマーク出版〉

「コーヒが冷めないうちに」シリーズ第5弾

 

とある街の、とある喫茶店の、とある座席には不思議な都市伝説があった。

その席に座ると望んだとおりの時間に戻れるという。

ただし、そこにはめんどくさい、非常にめんどくさいルールがあった。

1、過去に戻ってもこの喫茶店を訪れたことのない者には会うことはできない。

2、過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない。

3、過去に戻れる席には先客がいる。

その席に座れるのはその先客が席を立った時だけ。

4、過去に戻っても席を立って移動することはできない。

5、過去に戻れるのはコーヒーをカップに注いでから、

そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。

 

めんどくさいルールはこれだけではない。それにもかかわらず

今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる。

喫茶店の名は、フニクリフニクラ。あなたならこれだけのルールを聞かされて

それでも過去に戻りたいと思いますか?

 

離婚した両親に笑顔を見せたい少年、名前のない子供を抱いた妻、

娘に結婚を許してやれなかった父、バレンタインチョコを渡せなかった女・・・

未来に向かって歩みだすために過去に戻る4人の勇気の物語。

2018年の11月30日に1巻目の「コーヒーが冷めないうちに」を読んでから

このシリーズも本作で5巻目です。過去作全部読んでいますが

喫茶店「フニクリフニクラ」で過去に戻るという設定は毎回同じにかかわらず

全然飽きることなく毎回新鮮な気持ちで読めて毎回感動します。

今作もどのお話も心温まるお話で良かったですが第4話の

「バレンタインチョコをわたせなかった女」が特に心に残っています。

「つむぎ」と「彩女(あやめ)」の関係性に切なくなります。

 

あの時会いに行けばよかった、あの時自分の素直な気持ちを伝えておけばよかった、

と後悔の気持ちを持ち続けている人ってきっとたくさんいると思います。

そんな人たちの背中をそっと押してくれる本だと思います。お薦めです。

 


話題の本

2024-05-29 12:23:13 | 読書

今朝も4:30ウォーキングスタート! 16° 強風

昨日とはうって変わっての快晴でしたが風が強くて大変でした。

それでも昨日歩けなかった分、強風と戦いながら頑張って歩きました(笑)

継続は力なり! 8490歩 6.70km 355kcal 70分

 

さて今日は読書ブログです。

最近読んだ本【赤と青のガウン】オックスフォード留学記

彬子女王 〈PHP文庫〉

本書は2001年9月から1年間、そして2004年9月から5年間の英国オックスフォード大学に

留学し女性皇族として初めて海外で博士号を取得された彬子女王殿下の留学記です。

彬子女王殿下は2012年に薨去された「ヒゲの殿下」寛仁親王殿下の第一女子。

初めて側衛なしで街を歩いた時の感想。大学のオリエンテーリングで飛び交う英語が

まったく聴き取れず部屋に逃げ帰った話。指導教授になってくれたコレッジ学長先生の

猛烈なしごきに耐える毎日。親しくなった学友たちとの心温まる交流。

格安航空で移動して郊外の空港で外交パスポートを出して怪しまれた話や

調査旅行で列車を乗り間違えた話など涙と笑いの留学生活を正直に綴られた25編。

月刊誌「Voice」に2012年4月号から2014年5月号に連載されたものに加筆を得て再編集。

2015年1月に単行本として刊行。2024年4月に文庫化

昨年(2023年)ある読者のTwitter(現X)への「プリンセスの日常がおもしろすぎる」

という投稿がバズり話題になっているとネットの記事でみました。

私もぜひ読んでみたいと思い探したのですが書店の店頭はもとよりAmazonなどの

ネット通販でももう販売されておらず残念に思っていたところ今年の4月に

待望の文庫化になり即購入しました。この文庫版のあとがきにも書かれていますが

昨年のこのTwitterでのバズりがきっかけになり文庫化が決定したそうです。

この投稿には3万以上の「いいね」がついたそうで凄いなぁ~と思いました。

さて本書を読んでの感想はまず一言、めちゃめちゃ面白かったです。

それは「生まれて初めて一人で街を歩いたのは日本ではなくオックスフォードだった」

という一文にあるように幼い頃から常に側衛に守られての行動が当たり前だったと

いうように私達一般人では体験すべきもないプリンセスの日常を垣間見ることが

出来たというのもありますが「博士論文性胃炎」とご自分で名づけられた

ストレス性胃炎に悩まされながらも食べることと寝ること以外すべて論文作成に

費やされた過酷な日々のことや日本人にはありがちなことですが英国で彬子女王は

幼くみられ(当時27歳の)年相応にみられずスーパーマーケットでワインを

買おうとしたら身分証明書の提示を求められたので生年月日が掲載されている

国際学生証を見せたら信用されずに売ってもらえずふつふつと沸く怒りを抑えながら

近くにある同系列のスーパーにいったら年齢を聞かれ27歳と答えたら「OK!」といって

あっさり売ってもらえたという面白エピソードなど日々の心情を素直に綴られている

ところに親近感をもち共感もしました。そしてなんといっても文章が読みやすいです。

博士論文のための研究の内容も詳しくかつとても分かりやすく書かれていて

とにかく読みやすく面白くてページをめくる手が止まらず約400p一気読みでした。

各章の目次がすべて「四字熟語」で書かれていたのも良かったですね。

四字熟語の意味を知ると書かれている内容が想像できるのも洒落ています。

タイトル「赤と青のガウン」に込められた強い決意と亡くなられたお父様、

寛仁親王殿下との思い出の話は感動しました。ぜひお薦めです。(^_^)v

 

 

 

 

 

 

 

 


一気読み

2024-05-17 13:47:12 | 読書

今朝も4:30ウォーキングスタート! 13° 快晴

ひさしぶりの快晴のお天気の中、気持ち良く歩くことができました。

8542歩 6.79km 428kcal 70分

 

さて今日は最近読んだ本の紹介をします。

【姥玉みっつ】西條奈加 〈潮出版社〉

名主の書き役として「おはぎ長屋」に暮らすお麓(ろく)の閑居に

50年前の幼馴染、能天気なお菅(すげ)と派手好きなお修(しゅう)が

転がり込んできた。お麓は歌を詠みながら安穏の余生を送ろうとしていたのだが

二人の幼馴染は毎日かかさず訪れてきては心底どうでもいい話をしゃべり散らす。

何が悲しくて婆三人つるまなければならぬのか・・・・。

ある日、お菅が空き地で倒れた女と声が出せない少女を見つけてきた。

江戸を舞台に三人の婆たちの日常とその周りで起こる悲喜劇を描いた

女性の老後をテーマにした長編小説。

久しぶりに大好きな西條奈加さんの時代小説を読みました。

面白かったですね~個性豊かな三人の婆たちのやりとりが終始かしましくて

楽しそうでよかったです。最初は幼馴染二人が越してきたことで静かに暮らすはずの

余生が壊れてしまうと嘆いていたお麓も声の出せない少女お萩を預かり

三人で育てていくうちに仲の良かった子どもの頃と変わらず情に厚く裏表のない

素直な性格の二人のことを思い出し認めて絆を深めていく姿にほっこりしました。

そしてこれからお萩が成長していく上で必要なこととしてお修は身だしなみ、

お菅は料理、お麓は読み書きなど三人それぞれが得意なことを教えていくところは

経験を積んできた三婆ならではの発想で面白かったです。

賑やかで楽しいストーリーからお萩の素性が徐々に明らかになっていくうちに

声が出せなくなった原因ともいえるお萩の抱えていた辛くて悲しい話に

胸が締め付けられるような苦しい場面もあり心が痛みましたが

三婆が周りの人々を巻き込んでお萩を守るため悪人と対峙していく姿は

ハラハラ・ドキドキしましたがとてもカッコ良かったです。

帯に書かれていたキャッチコピーの

【婆が三人集まれば騒がしさも厄介も三倍、されど喜びも感動も三倍!】

まさにこの通りだと思います。人情たっぷり、ミステリーもありです。

やっぱり西條奈加さんはいいなぁ~と思える作品でした。ぜひお薦めです。(^_^)v