泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

重版出来! 4

2014-10-09 17:59:39 | 読書
 

 働く本屋で見つけてそく購入した。
 もう4巻。
 コミック棚と格闘していた日々がすでに懐かしい。
 小説も漫画も、創作物であることに違いない。
 創作する者の苦悩がよく描かれていて、何度か読み返しました。
「創作は純粋に天と地を結ぶもの」「俺はプロになるのが怖かった」「「夢を持った特別な人」でいられた」など、ぐさっと来る場面があるから。
 未熟な技法として、「不十分な人物の描き分け」「エピソードの重複」「流れの不自然さ」「人間関係の弱さ」「客観性のなさ」などもよくわかる。
 失敗に失敗に失敗を重ね、失敗だけを糧にして、好きこそものの上手なれ、続けるしかありません。
 おすすめできる漫画は数少ないですが、その中の一つです。

 松田奈緒子著/小学館/2014

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