前回の続きです。
10月6日に開催された鶴ヶ城ハーフマラソンの様子はこちら。
今回は会津旅行記を綴っていきます。
会津旅行1日目。
愛知、神奈川、埼玉在住の3人で大宮駅に集合。大宮駅発東北新幹線→郡山駅乗換→磐越西線で喜多方駅下車というルート。
が・・・、しょっぱなから事件発生!
埼玉の友達が自宅から最寄り駅まで歩いている途中で、どこかに乗車券を落としてしまったと。
ないない、切符がな~い!!!駅で気づいた友達から焦ったLINEが届くも、時間がないのでお金で解決。ショック
喜多方駅までの乗車券5,000円分を再購入して、テンション下がり気味で福島へ向かったのでした。
郡山駅までは新幹線であっという間なのに、在来線の磐越西線が長すぎる~。
大会会場は会津若松駅近くなのですが、その先の喜多方駅で下車。郡山駅から1時間半ほど掛かってしまいました。
なぜ喜多方かというと、もちろん喜多方ラーメンを食べるためですよ~。
駅前でお約束のジャンプポーズをしてみるものの、タイミングずれずれ笑。
おそらく喜多方で一番有名な「坂内食堂」目指して、歩くこと15分。
静かな街に突如人だかりが見えてきたと思ったら、坂内食堂待ちの長~い行列でした。
少なくても1時間~1時間半は掛かりそう。予定の電車を逃したら次まで2時間待たなくてはいけないので、さっさと諦めて・・・。
喜多方ラーメンの元祖といわれる「源来軒」に行ってみました。
これぞ喜多方ラーメン!って感じの、太めのちぢれ麺。
少し甘みのある醤油味ベースで、初めて来たお店なのに昔食べたなつかしいラーメンの味がして、とってもおいしかったです。
日中は5本ほどしかない磐越西線に無事乗れて、会津若松駅に到着。
わかっていたけど、赤べこ推しがすごい!
まちなか周遊バスも赤べこ。
周遊バスで会津武家屋敷に到着しました。
家老屋敷は、会津藩家老だった西郷邸を復元したものだそう。
広大な敷地と邸宅で、風通しもよくて住みやすそう。でも逆に冬は寒いでしょうね~。
おみやげやさんも赤べこだらけでした。
宿泊先の東山温泉は、ノスタルジックな牧歌的風景がステキ。写真の滝は「伏見ヶ滝」です。
かつて、竹久夢二や与謝野晶子などの墨客にもこよなく愛された温泉地で、記念碑や絵画ギャラリーもあります。
会津旅行2日目。
午前中は鶴ヶ城ハーフマラソンに参加。大会の様子はこちらをお読みくださいね。
大会後お振る舞いコーナーを満喫したあと、ホテルに戻らず飯盛山&さざえ堂を観光しました。
膝が痛いというのに、この石段(183段)はなかなかですな~
階段の横に有料のスロープコンベアがあるのですが、せっかくなのでゆっくり石段を上っていくことにしました。
飯盛山山頂には、かの有名な白虎隊の戦場と自刃跡地があります。
幕末の戊辰戦争で飯盛山へと落ち延びた白虎隊は、市中火災を眺めて鶴ヶ城が落城したものと早計し、全員がその場で自刃しました。
山頂からの眺め。十代の視力のいい青年には遠くの鶴ヶ城が見えたのでしょうが、おばちゃんには無理だよ~。
周りの観光客も巻き込んで、おそらくあの辺りだろうと勝手に納得。
飯盛山に行ったら、ぜひ訪れていただきたいのが「さざえ堂」(正式名称は円通三匝堂)です。
寛政8年(1786)に建立された、高さ16.5mの六角三層のお堂。
かつてはその独特な2重螺旋のスロープに沿って西国三十三観音像が安置され、お堂をお参りすることで三十三観音参りができるといわれていました。
また、上りと下りが全く別の通路になっているので、参拝者がすれ違うことなく安全にお参りできるという世界でも珍しい建築様式。
建築史上その特異な存在が認められ、平成8年に国重要文化財に指定されたそう。
一見すると今にも倒れそうな風貌ですが、約240年前の特異な木造建造物が現存しているのがすごい。
東日本大震災の強い揺れにも耐えたってことですもんね。
スロープ形式のお寺は初めて~。
千社札がびっしり!
これにて2日目の観光はおしまい。
ホテルに戻って、塩の吹いた身体を洗い流し温泉でマッサージしよう!
会津旅行3日目。
朝9時にホテルをチェックアウトして、周遊バスで鶴ヶ城へ。
ここでもまた、赤べこがお出迎え。
鶴ヶ城は、今から約630年ほど前に葦名直盛が築いたのがはじまりです。
その後伊達家、蒲生家、上杉家、加藤家、保科家、松平家と藩主が変遷。
私が仕事をしている千代田区ともつながりが深く、二代将軍秀忠の息子、正之(家光の異母弟)が会津の保科家へ養子に出され、その後会津藩主になりました。
以前職場の同僚が鶴ヶ城へ旅行した際に、「江戸城は再建されなかったけど鶴ヶ城は再建されてご立派ですね」とスタッフに話をしたら、「うちの保科がすみません」と言われたという話を思い出しました。
「すみません」というのは・・・、
江戸の天守(いわゆる江戸城)が1657年の明暦の大火で焼失した際、再建計画もあったそう。
けれども、当時の将軍後見役で会津藩主の保科正之が、「いまは天守再建の時ではない。被災した人たちの救済と江戸の街の再建が先である」と宣言して、築城工事が見送られた(だから現在もお城がない)という歴史に基づいた会話なのです。
お互い歴史を知っているからこそ成り立つ会話、かっこいいわ~。
絶景かな、絶景かな~。
鶴ヶ城五層からの眺望。磐梯山もよく見えます。
このあと、七日町通りを観光。
大正浪漫の雰囲気ただよう七日町通りは、藩政時代には城下の西の玄関口として問屋や旅籠、料理屋が軒を連ねていたそう。
味噌田楽の「満田屋」。
いい雰囲気~。
大人気店のようです。
旅の最後は、どうしても赤べこの絵付け体験がしたくて、タクシーを飛ばして飯盛山方面へ。
今会津ではカラフルべこが流行っているらしく、私はモカべこを作りたかったんです。
「アカベコランド」がめちゃめちゃかわいい
体育館みたいな絵付け体験部屋。
スタッフから説明を受けたあと、3人それぞれ好きな色で土台を塗っていきます。
私はモカね。
楽しすぎ~。
3人ともものすごい集中力でしばし無言。
目入れをしたら絵付け終了。
扇風機で乾かして・・・、
完成しました。かわいすぎ~
こちらのお店、通販もやっているのでぜひご覧くださいませ→★
また、今回は定休日で行けませんでしたが、カラフルべこといえば野沢民芸さんが有名らしいです→★
めいっぱい遊んだ会津旅行もこれにて終了。
ラストは大宮駅でタン塩定食をいただき解散です。
ラン+旅行ってほんと楽しい♪
これからも年に1度は行こう!ってことで、次は四国か九州を狙ってます。
みなさまもいかがですか~?
※後日談
旅行から戻りダメ元で最寄り駅に問い合わせると、なんと!親切な方が切符を届けてくれていたそう。
有効期限5日以内だったので、無事払い戻しができたとのこと。
日本に生まれてよかった~!と、彼女はもちろん私まで大感激
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