窯元日記復活

油屋さんの油甕  奈良博『お水取り展』から

奈良国立博物館「お水取り展」再訪。





奈良博のこの展覧会従来からほとんど東大寺所蔵のものが多いのですが、展示場に大きな備前焼の壺があり奈良文化財研究所蔵となっています。
解説には〈油量り・・本行中二月堂の燈明油を計量するもので、三斗五升(約63リットル)の油を三つの壺に分けられる。・・ここ20年は愛知県の太田油脂(株)から寄進されている。江戸時代は東大寺領の雑司村から納められていた。その地で油屋を営んでいたのが松石家(屋号は松石源右衛門商店)で、松石家は昭和前半まで東大寺に燈明油を納めていた。この大甕は土間に並べられていた〉そうです。
奈良文化財研究所紀要2017に神野さんの文献があるようなので、奈文研のサイトを見ると、ありがたいことに読むことができた。この壺に年代は慶長年間(1596~1615)の前半頃 という。



神野恵氏『油屋さんの油甕』

 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/bitstream/11177/7896/1/BA67898227_2017_070_072.pdf

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