鹿谷勲氏の『茶粥・茶飯・奈良茶碗-全国に伝播した「奈良茶」の秘密』淡交社ようやく読了。私の興味はなぜ「奈良○○」と付くのか?特に、奈良茶碗は生産地は奈良とは関係ない場所なのに・・との疑問がありました。奈良茶飯は江戸の明暦の大火(1657)後に、浅草寺金龍山(待乳山)門前で始まり、行商や辻売りでも茶飯売りが多くなった。その茶飯を食べる磁器の蓋付きの茶碗ということなんでしょう。民俗学者さんなので、いろんな茶粥の食べた報告が出ていて楽しいです。
個人的には奈良茶碗を実見していないので、機会があれば良いけども・・。