地下鉄堺筋線の恵美須町駅1-A出口すぐのところにケバブ屋があります。ケバブ屋というと、軒先にケバブ焼き器があるイメージですが、こちらのお店は店の奥に注文カウンターと厨房がある変わったスタイル。軒先にはのぼりがあるので、見つけることは簡単です。
▼お店の外観
▼メニュー
こちらのお店、かなり値段が変わっています。というのも、ケバブを「ロール」、「ピタパン」、「バケット」の3種類のスタイルから頂けるのですが、なんとそれぞれ値段が一緒なのです。普通であれば、お肉が同じでも「ロール600円」、「ピタパン500円」と変わるものなのです。これは驚きました。
・チキンは500円
・ビーフは700円
閉店間際にお邪魔したので、お肉はチキンケバブのみでした。これをピタパンと特製チャオソースで頂きます。
▼チャオのお肉(チキンにハーブ塩)
ケバブを待っていると、お店の方のご厚意で「これがチャオの基本の形です」とお肉を頂きました。まずお肉は閉店間際と思えないほど、焼き加減や下味がしっかりしていて、脂と肉のバランスもよくてチキンケバブでよくあるバサバサ感とは無縁です。そして驚くべきはハーブ塩。どうもこれがこのお店の基本らしいのですが、全国広しといえどハーブ塩のケバブは見たことありませんでした。これは詳しくお話を伺う必要がありそうです。
▼ケバブの外観(ご厚意で特盛にして頂いたため、ピタパンが裂けました)
全国で3年間に500食のペースでケバブを食べているのですが、唸るケバブは中々見つからないものです。正直に申し上げて、ここのケバブは唸るほど美味しかったです。お肉とソースがマッチしています。お肉が瑞々しく噛むと旨みが染み出ます。そこにソースの酸味ととスパイスがやってきます。正直普段食べているケバブとも一線を画しているので、ソースはどういう味でと表現することが難しいです。
☆お店からのコメント☆
・お肉はチキンはもも肉、ビーフは和牛のバラ肉を使用。素材からこだわっています。
・ニュージーランドで10年間住んでいた経験を活かし、ニュージーランドのケバブを日本人の口に合うようにローカライズしました。
・チキンもオススメですが、ビーフも人気で夕方には無くなります。
ドネルケバブと言うと、トルコをはじめ中東の食べ物というイメージがしますが、ドイツでファーストフードとして花を咲かせてからおよそ半世紀、世界各国で愛されるインターナショナルな食べ物になっています。マスターから「オーストラリアに行ったらケバブバーやケバブストリートに行くといいよ」とオススメされました。オーストラリアで修行されていた方を1人知っているのですが、まさかケバブストリートまであるとは知りませんでした。
日本でもここしかないであろうオリジナリティあるケバブ。お近くに寄られたら、ぜひお召し上がりください。