
フランス&米国映画【コロンビアーナ】を観ました。

『【ニキータ】【レオン】…伝説は続いていた。』
という煽り文句に誘われて、久々に観た“名義貸しの巨匠”リュック・ベッソン物であります。
いやぁ、アクション映画としては十分過ぎる出来だと思います。
でも、なんか物足りないんスよねぇ。なにが足んないんだろ。
両親を殺された9歳の少女が、後年凄腕の暗殺者となりその恨みを晴らす、という内容でして明らかに【ニキータ】【レオン】の延長線上にあります。
少女・カトレアは特殊な訓練を受けて暗殺者になんのかなぁ、なんて思いながら観ていたのですが、9歳の段階でもの凄ぇ身体能力を見せつけてくれます。
パルクール全開で少女・カトレアが逃亡するシーンは、この作品でもっとも見応えがあるのではないでしょうか。
こんな才能を持った少女が、さらに暗殺者としての訓練を受けたわけなので、美しく成長したカトレアはもの凄ぇ強いんです。
強過ぎ。
泥酔を装い、わざとトラ箱にブチ込まれ、やはり同じ署内の拘置所にいる悪党を仕留めるシーンも良かった。
こうして思い出すと良いシーン満載なのになぁ…なにが物足りないんだろ。
もしかしたら、殺しのシーンが多過ぎて単調になっちゃったのかも知れません。
とくにマルコとの闘いは、ちょいと感心しませんでしたねぇ。
無敵なはずのカトレアが、あんなチンピラひとり仕留めるのに手間かかるなんて。
ファイトシーンもカット割りが細か過ぎです。
う~ん、先ほど【ニキータ】【レオン】の延長線上にこの作品はある、と記しましたが、それもちょいと違いますかね。
どっちかと言うと【ニキータ】【レオン】を足して、3か4で割った感じかなぁ。
カトレアのアパートメントをSWATが急襲したり、恋人に別れを告げつつパート2を期待させたり、と。
カトレアを演じたゾーイ・サルダナはキレいでセクシーではあります。
スレンダーなその肢体はキャットスーツも実に良く似合う。
ただ、どことなく【5時に夢中!】火曜日の黒船特派員・えんどぅに似てる気がしました。
実に残念。
