GYAO!にて【箱入り息子の恋】を観ました。
なんとな~くタイトルは聞いた事がある…ってくらいの認識しかない作品ではあります。
監督は市井昌秀というヒトで、あの『ルネッサ~ンス』でお馴染みの髭男爵に在籍していたとか。異色ですねぇ。
さて、視聴前にレビューを眺めたところ、結構評価が高い。
五つ星ばっか。
それじゃあ、いざ視聴っ
…んで結果ですが、まぁまぁってトコかな。
もともと恋愛モノは苦手ですし、しかもベッドシーンまで用意されているのは、ちょっと…。
レビューも、このベッドシーンの是非がキーになっていました。
僕は映画というモノにセクシャルな要素を全く求めません。
だって今の時代、ネットのAVで『これでもかぁ』というくらい、平成生まれの可愛いコが、アレやコレややってんですから。
所詮、映画のベッドシーンですから【ソレ】目当てで観ても大した事ないというわけです。
もちろん、
綾瀬はるかや長澤まさみやガッキーや山本美月や有村架純や満島ひかりや中村アンや長谷川潤や桐谷美玲や榮倉奈々や堀北真希や本田翼や西内まりやや吉木りさや吉川友や柳ゆり菜や広瀬すずや黒島結菜や橋本環奈や中村静香が
『脱ぎます乳首もさらけ出しますお尻も丸出しにします』ってんならお話は別ですよ。(寺島しのぶみたいなババアはいくら脱いだって、勃起の【ぼ】の字にもならんわけですから、今すぐ退場して下さい。)
…さて、【箱入り息子の恋】のお話でしたね。
夏帆ちゃん演ずるコが盲目なんですが、さほど過保護な視点で描いていなかったトコに好感が持てます。
主演の星野源とかいうヒトは全く知りませんが、実にクセのある顔で演じており、一方で脇は平泉成・森山良子・大杉漣・黒木瞳といった実力派が固めておりました。
驚いたのは、ビッチじゃないのにビッチ呼ばわりされてるオンナのコ役で、穂のかが出ていた事。
もともと、穂のかの顔はよく知らなかったのですが、いや驚きました。
もう、こんなオトナだったんだ…、と。
ビッチ扱いされるわ、ブス扱いされるわ、ゲロは吐くわ、と散々な役柄でしたが楽しませて頂きました。
いちばん興味深かったのが主人公の几帳面さです。
僕も相当に几帳面なので、共感しましたよ。
もっとも主人公と違い、僕はオンナのコにはこなれてますけど。
几帳面=真面目っていう図式は、もうステレオタイプだと感じますがね。
ラスト近辺から妙なトーンになっては来ますが、それはそれでありかなぁ。
障がいを真剣に描き過ぎる事もないし、十分に佳作です。
なんだかんだ言っても、夏帆ちゃんは可愛いく、盲目のお芝居が上手でした。
佐々木希ちゃんや武井咲ちゃんや剛力彩芽ちゃんも、ジャニタレ他イケメン共と、シネコンのつまんない作品数合わせのためだけの映画に出ちゃダメ。
な~んのスキルアップにもなりませんぜ。
まずは乳首とお尻
『肝心なことは、目に見えないんだよ』アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(フランスの作家・1900~1944)