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皆さん【流し】ってご存知ですか?
ギター1本を抱え、飲み屋を一軒一軒回り、客のリクエストで曲を弾き、客がそれに合わせて唄う・・・。
実にクラシカルでアンプラグドな商売であります。
勿論、カラオケ全盛の世の中で、こういった商売が引っ張りだこになる訳も無く、現在では幇間や三助並みに激減してしていると、数年に一度は耳にします。
僕も当然カラオケ世代。
しかも、オッサンが歌本見ながら8トラで唄う時代から、カラオケボックス隆盛迄の急激な変遷を、目の当たりにした世代です。
なので、一生、流しを呼ぶ事は無いだろうと思っておりましたが・・・。
もう3~4年前でしょうか。
とある日曜日、新宿・ゴールデン街で友人と飲んでおりました。
杯を重ねております内に『なんかカラオケ唄いてぇなぁ』という気分に。
そのお店にはカラオケが置いておりません。
だからこそ、そのお店に通っている訳でなのですが。
『んじゃ、どっかカラオケあるトコに河岸変えるべ?』
と思ったのですが、ゴールデン街界隈でカラオケを安心して唄えるのは、10年通っているオカマバーのみ。
ところが、オカマバーは日曜日はお休み。
カラオケボックスは嫌いだし・・・、う~ん・・・。
そんな時、ママから『流し、呼ぶ?』のひと言が。
『呼ぼう!呼ぼう!』
人生においてチャレンジはひとつでも多くすべきですから、即決でした。
ママが流しの先生に連絡を入れたトコ、『今、西新宿にいるから15~20分位で来る』との事。
ワクワク。
やがて先生登場。
しかもお店に来る途中で、オジサン二人組をゲットしての登場でした。
『まぁまぁ、先生もまずは一杯』とお酒を薦めます。
『で、エグザイルとかでも大丈夫ですか?』とジョークを一発。
勿論、そりゃ無理ってもんで『この中から選んで下さい』と歌本を渡されました。
結局、吉田拓郎とか長渕剛を唄いました。
友人はイルカを熱唱。
さて、勘定は覚えておりませんが、別段高いという感覚はありませんでした。
夜のゴールデン街、流しの演奏で昭和の曲を唄う・・・。
僕もホントのオトナになったものです。
料亭でのお座敷遊び・銀座のクラブ遊び・オカマ遊び・・・、オトナのオトコの遊びは、幅が広く無きゃね。
『私には愛する歌があるから、信じたこの道を、私は行くだけ。すべては心の決めたままに』ポール・アンカ(カナダのシンガーソングライター・1941~)
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新宿の巻。
料亭の巻。
オカマバーの巻。
ガールズバーの巻。
49歳の巻。
永井淳の巻。
屋形船の巻。
屋形船の巻、ふたたび。
屋形船の巻、みたび。
騒音の巻。