ある時タクシーに乗車した
乗車して行き先を告げて走り始めた頃は
運転手も私も無言
まあ、コロナもあるし、話もまりしたくない、が
ある街を走っている時に運転手小太り中年おじさんが
運転手「この街も変わりましたよ。ほら左の店がラーメン店に変わっていますよ」
私「そうなんですか・・・運転手さんはラーメンが好きなんですか?」
運転手う」まあ、好きですね」
私「私は一蘭と一風堂が好きです」
運転手「僕も好きですが、車が止められないから食べられない」
私「そうですよね、駐車が出来る店じゃないとね」
私がラーメンとランチの話を振ったのがいけなかった
いや、話を盛り上げる癖があることを忘れていた
運転手は相当話し相手が欲しかったのか、会話好きだったのか
私が会話にのってきたと勘違いしたのか次に花粉とコロナについて
免疫力と花粉は大事だ気をつけなければならないと
延々と持論を語り始めた
大袈裟に思うかもしれないが、小太りおじさんの話し方は
間 も 。 、もないのだ
後悔しても後の祭りであった
タクシーは窓が閉まっている
アクリル板はない お互いマスクをしているが
小太りおじさんの怒涛の会話は終わることがない
お願いでございます、もう話すのは終りにしてと願いたいほどの
ひとり満足会話はやっと降りる場所について解放された
久しぶりに軽い恐怖の時間だったわ