夏美の瞳孔が開き驚きで孝志を見た。
「追いかけさせて欲しいって、どういう意味?」
「君は、いつだって僕より先に行動する」
「それがどうして駄目なの?2人の為を思っての行動だわ」
「それは君だけが思っていることだよ。クリスマスの企画だってそうだよ」
「Tホテルの最上階でクリスマスディナーを企画した時に孝志、喜んでいたじゃない」
「喜んでいたか・・・なるほどね。あの時、僕が反対できる状況ではなかったと思わなかったの?」
「今頃になって、何故その時に言ってくれなかったの?」
「だって君はもう決めていたもの。言える状況じゃなかった」
「何が言いたいのかわからないわ」
「結局君は自分のしたいようにしたいだけ。自分が楽しいかどうかだけを優先しているだけだってこと」
「いつからなの?いつからそう思うようになったの?」
「多分、僕が行きたいと思った串焼きさんを誘ったころかな。君は言ったんだ。
あんな汚くて狭い店は嫌だって」
「それと追いかけさせて欲しいとどういう関係があるの?」
「男は自分が愛したい、追いかけて色々してあげたくなる動物なんだ。
少なくても僕はそういうタイプの男だ。それは夏美とつきあってわかったことだけど」
「もう私を、追いかける気持ちがなくなってしまったってことなの?」
その時2人の会話を黙って聞いていた理沙が言った。
「私、帰ってもいいかしら」
孝志が慌てたように
「ごめん、ごめん、2人の問題に付き合わせてしまって」
と言い終わらないうちに夏美が憎悪の視線を向けた。
「まだ、2人の関係を聞いていなわ!」
その時に孝志が大きな声で言った。
「いい加減にしろよ!」
続く・・・
「追いかけさせて欲しいって、どういう意味?」
「君は、いつだって僕より先に行動する」
「それがどうして駄目なの?2人の為を思っての行動だわ」
「それは君だけが思っていることだよ。クリスマスの企画だってそうだよ」
「Tホテルの最上階でクリスマスディナーを企画した時に孝志、喜んでいたじゃない」
「喜んでいたか・・・なるほどね。あの時、僕が反対できる状況ではなかったと思わなかったの?」
「今頃になって、何故その時に言ってくれなかったの?」
「だって君はもう決めていたもの。言える状況じゃなかった」
「何が言いたいのかわからないわ」
「結局君は自分のしたいようにしたいだけ。自分が楽しいかどうかだけを優先しているだけだってこと」
「いつからなの?いつからそう思うようになったの?」
「多分、僕が行きたいと思った串焼きさんを誘ったころかな。君は言ったんだ。
あんな汚くて狭い店は嫌だって」
「それと追いかけさせて欲しいとどういう関係があるの?」
「男は自分が愛したい、追いかけて色々してあげたくなる動物なんだ。
少なくても僕はそういうタイプの男だ。それは夏美とつきあってわかったことだけど」
「もう私を、追いかける気持ちがなくなってしまったってことなの?」
その時2人の会話を黙って聞いていた理沙が言った。
「私、帰ってもいいかしら」
孝志が慌てたように
「ごめん、ごめん、2人の問題に付き合わせてしまって」
と言い終わらないうちに夏美が憎悪の視線を向けた。
「まだ、2人の関係を聞いていなわ!」
その時に孝志が大きな声で言った。
「いい加減にしろよ!」
続く・・・