ある日の夜
友達と数年ぶりにレストランで偶然に合った
ある時期にはとても仲良くしていた友人のひとりだ
もうひとりの友人三人でランチをしたり映画を見に行ったりと
気の合う友人関係だったが、
年月と共にそれぞれ環境も変わり疎遠になっていた
彼女はお主人とふたりだけでディナーを楽しんでいる様子
私は家族との食事が終わると帰る途中に声をかけた
「お久しぶり 元気だった」
「あっ、こんちにわ」
「またいつか会いたいわね、連絡メールは前のメルアドでいいの?」
「あれ、どうだったかな…」
私は彼女が私との交流を望んでいないことを察した
もう、友人関係ではなくなっているのんだなと
一抹の寂しさを感じながら別れた
そして、数年後偶然が重なり、三人でランチを
する機会に恵まれた
その時私は彼女にレストランでの出来事を話した
「偶然に会った時、迷惑そうな感じがしたから
もう誘ってはいけないんだなと思ったのよ」
彼女は驚いた様子で
「えっ、私そんな感じだったの?
そんなこと思っていないし、またいつか会えると思っていたから」
と言った
私が悶々と悩んでいたのは私の思い込み癖に過ぎなかったのだ
そして最近の出来事
レストランのテラス席に中年の男女と可愛い子犬が座っていた
(テラス席は犬連れOK)子犬は元気に吠えていた
私は犬が大好きなので赤ちゃんのようにワンワンキャンキャンなく
声を微笑ましく思いながら通り過ぎようとした
その時連れの男性が不快な表情をして私を見た
「うるさいと思っているんだろうね」と
私は吠えている子犬が赤ちゃんのように感じて可愛くて
幸せな時間だったのに・・・
こんな時にも他人と自分の感情の違いが起きるのだ
この感情のすれ違いがそれぞれの喧嘩になる原因であり
誤解によって人間関係がギクシャクしてしまう
原因なのだろう
すべてはそれぞれの思い癖にすぎないのだ
同じ状況を違う感情で思考しているだけなのだ
思い癖をポジティブ思考にもっていけば
自分の見る景色はもっと楽しくて
充実した明るい景色がみれると更に再認識した日であった