前鳥取県知事の片山善博氏 「初登庁の時に、普通は県職員が出迎えて、どなたか1人が花束を渡すんですけど、今回のように県民の皆さんが県庁前に集まられるのは初めて見ました。普通はないですよね。外部の方はわかりませんし、アメリカの大統領就任式の小型版のようですよね」「『公益通報に関してひどいことをされた』という情報など、バランスを取った情報に接して判断することが重要です」 (TBS系「ひるおび」参照)
新しい戦前なのかどうかは解らないが、他府県の有権者ももう一度考えなければならないというのが率直な感想だ。片山氏が指摘するように、冷静な判断が難しい状況でも個々人がしっかりした考えを持って行動しない限り、かつての二の舞になる恐れは十二分にあると思う。特に若者や壮年がその直接の加害者や被害者になることを真剣に考えない限り、己がその渦中に投げ込まれかねないだろう。
二人の尊い犠牲者を出しながら、その現実に蓋をして情動的に被害者意識に同調することはなかったのだろうか。政府に目を移せば、12年もの一党支配体制で信じ難い政策が罷り通っていたのかもしれないが、検証でもしようものなら反日のレッテル貼りのような、体制翼賛の気配がありはしないかという危惧ばかりがつのってくる。事程左様に日本の社会情勢は頼りないような情けないような状況下であることは間違いない。