
20数年前、子供が小学生の頃だった。ピーナツと柿の種の比率を子供に説明したことがあった。ピーナツを2個食べて、柿の種を5個食べると美味しい!1:2だとピーナツの余韻が強すぎるし、1:3だと柿の種が勝ってしまう。だから、2:5が一番おいしいと力説した。
メーカーの答えが載っていた。
亀田製菓は1966年、業界に先駆けてピーナッツ入りの柿の種を商品化した。発売当初の柿の種とピーナッツの比率は「3:7」
一時、5:5の比率もあったが不人気で、4:6になって40年続いたという。(子供に説明していた時期は4:6だった)
そして、国民投票の結果、3:7の比率に戻って販売されているという。
ピーナツの割合で言うと、2:5が40%、3:7が43%で3%の違いである。自説が3%少ないが、この3%こそが美味しさの黄金比率だと今でも確信している。
【飲河満腹】
食べ方は、よく冷えたビールをグラスに注ぎ先ず一口。そして、ピーナツを1個食べて柿の種を2個食べる。ゆっくりとしたうつろいの中、脇役のつまみであるピーナツを1個食べて柿の種を3個食べる。微かな喉の渇きの中で二口目のビールを飲む。・・・美味しいビールと亀田の柿の種が織りなす絶妙のハーモニーは、いつになっても変わらない庶民の至福のひと時を演出してくれる。
注:身の丈に合った欲望で満足すること