西宮では、潜っても視界が悪いので近くてきれいなところが浦漁港だった。
7時に出航し、11時過ぎに漁港に着いた。以前来た時、槍付けで苦労したので漁港の入り口に停泊している巡視艇の後ろに係留したら、何と保安官が舫いを取ってくれるサービスが付いていた。
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ところが、親切な保安官が急に臨検をすると言い出した。以前にも臨検は受けたことがあったが、今回は特に念入りに調べられたこともあり、案の定宿題も貰ってしまった。こればかりは仕方ない。貝取りに潜っていて何か異変があれば何とかしてくれるだろうという甘い誘惑の代償と諦めるしかない。
帰ってからあの巡視艇を調べたら、総トン数23トン、全長20mで30ノットの速力とあった。ヨットの5~6倍の速さである。離岸するときも舫いを持ってくれて最後まで親切一杯の保安官だった。