飾らない 素直な 自分らしい毎日に乾杯!

41日目、平戸(世界遺産候補地)で異国情緒に触れる


大きな桟橋を独り占めは気が引ける
雨と強風が予想されるため、平戸にとどまることにした。


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平戸の町並み


オランダ商館


店をやめるの?

案内所に資料をもらいに行くと、昼から世界遺産巡りのツアーがありますよと教わった。午前中は松浦(まつら)史料博物館に行き、帰るときに評判のお店で平戸チャンポンを食べた。有名なお店はここもりとうといちらくがあってあっさりならもりとうと聴いて行った。長崎とは違って、すんなり口に入る感じがする。


平戸でも、天草とは違った苦難の人生を送られた人々がいた。頑なに守り続けた信仰とその集落が世界遺産候補地になったのである。生月島の人達は、自分達のことを隠れキリシタンとは言わず、潜伏キリシタンだど言うそうだ。外海(そとめ)などに逃げた人が戻ってきたりもしているという。改宗させられた人の復活キリシタンやカトリックに属さずに独自の信仰を続ける人達もいるという。歴史の課題に向き合うという重たい時間を過ごしたような大事な一日になった。

イコモスの指導を受けての世界遺産候補地というガイドさんの説明から、認定は間違いないだろう。関係者は、十数年の努力の賜物だと思っているようだが、地元民は複雑らしい。港の乾物屋さんの前を通りかかったら、昔風のベッピンさんから声が掛かった。一緒にお茶しませんか?と、二回りほど歳上の女性たちだった。40年以上経つ平戸大橋ができる前は、相当賑わったらしい。旅館や乾物屋の女将さんとして忙しく切り盛りしていたに違いない。話していても即座に返答されるし、駄洒落も飛び交うほどだった。便利な橋だが、商売する側からは煙たい橋に映るらしい。だから、世界遺産認定もどうなんだろうと思ってしまった。

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