「我が国の領土に侵入してくる敵は撃退しなければならない」といわれれば、暫し考え込んで、そういう道しか無いのだろうか?何か方策はないのだろうか?と考え込む。
今や、沖縄から九州まで多くの自衛隊員が、山のてっぺん辺りに陣地を構えて交替で敵の監視に当たっている。だが、その敵というのはどこの国のことだろう。日本が敵視している国は近隣にあるのだろうか。相手から敵視されている国は、小さいながらも存在するがそことは違うようだ。
どうも、我が国の敵ではなく、わが同盟国の敵のような気がしてならない。それがいつからそうなったかといえば、つい最近の出来事である。
国家安全保障会議(NSC)の創設
防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画の改定
武器輸出三原則の見直し
特定秘密保護法の制定
集団的自衛権の行使
武器輸出の解禁
である。これらの改定は、自発的になされたとは到底思えない。いつの間にか
台湾有事に備えて、日本は同盟国の前線基地、兵站基地となってしまったようだ。 独立国として軍隊も軍備も必要だろう。だが、よそから言われてやることではない。それがなんともやり切れない。こんなやり方でいいのか?ご先祖様に何と言ったらいいのか?原爆を2個も落とされて、抗うこともできなくされてしまったように思えてならない。泣くに泣けない戦後79年である。