韓国で、旅客機の着陸失敗により乗員乗客181人の少なくとも120人の死亡というニュースが流れた。犠牲者がこれ以上増えないことを祈るばかりだ。その下に、韓国大統領三度目の出頭要請に応じずという記事があった。権力に我執しなければ勇退の道もあっただろうに、人間としての品格と品位が忘れ去られた末の顛末(テンマツ)というにはお粗末すぎる事件である。
今年の始まりは、電力会社変電所の不具合で数千軒が年末年始に数時間の停電となり、その日の夕方に能登地震、次の日に日本航空と自衛隊機の衝突事故と続いた。不幸も連鎖すると悲劇の年になるのだろう。世界各地でとんでもない政権が誕生したり、ウクライナやガザでは今も殺戮戦争が続いている。人間のやることとはいえ、やり切れない思いにかられる一年であった。