パソナは、2020年8月31日には、本社の主要機能を淡路島に移す方針を表明した。売上高3,250億円、従業員19,588名という巨大な企業である。
代表は南部靖之氏で、会長は竹中平蔵氏とある。今度の次期総理が確定的といわれる菅氏が、総務副大臣のときのボスが竹中平蔵総務大臣である。また、石破氏が幹事長の時の副幹事長も菅氏である。
粟のような小さな島の淡路島だが、過疎化が進み島は停滞していた。その島に注目した点は流石である。大都市神戸や大阪に近く、関西空港も鼻先にある好立地だ。それに、カジノ誘致に熱心な大阪・和歌山、大阪・関西万博も2025年というから、移転しても採算は十二分に確保されているのだろう。
淡路島を中心にみると、後ろには手つかずの四国4県が控えている。将来性を考えた場合、ヒト・モノ・カネが充分に確保できる、日本でも稀なる立地条件を兼ね備えた島なのだ。そして、その島の出身議員が経産大臣で、10兆円のコロナ予備費に関係しているのである。