ノリの養殖などに必要な栄養分を増やすため、工場や家庭からの排水規制を緩和する改正瀬戸内海環境保全特別措置法(瀬戸内法)が3日、国会で可決、成立した。(朝デジ)
信じ難いニュースである。餓鬼の化身たちの仕業なのだろう。『水清ければ魚棲まず 』というが、工場排水で魚が増えたところでどうなるものでもない。それより、大阪湾の赤潮をどう考えているのだろう。護岸を埋め立てて、自然がほとんど無くなってしまった瀬戸内こそ問題の本質ではないか。
世の中は確かに便利にはなっている。だが、こんなバカげた法改正をするなんてとても正気とは思えない。便利になった反面、人間は愚かになったのだ。必ずや工場や家庭の排水による海苔の劣化と変質で、今まで以上の危機が訪れるだろう。
果たして、ノリ養殖で豊かな暮らしができているのか?生活が大変だから、手っ取り早い富栄養化の排水を垂れ流す法律改正になったのではないか。