アイスキャンデーだけでは種類があり過ぎて、バナナミルク味と付け加えないとこの商品を特定できない。スーパーの冷菓コーナーでもアイス関係は軒並み価格がアップしていて、以前なら100円前後のものも当然のように160円ほどの値札がぶら下がっている。そんな中で、庶民の味方スーパーマーケットには特売品コーナーがある。今回はこのアイスキャンディーが65円で出ていた。通常130円の半額セールで安いので買ったのだが、そに懐かしい甘さやバナナ味や歯触りに郷愁を覚えた人も多いだろう。最近の凝った味や刺激のある味ではなく、素朴な味に仕上がっている。若い人には物足りない味だろうが年寄りや幼子には親しみが湧いてくるだろう。
お菓子類もそうだが、文房具店のボールペンコーナーを覗くと腰が抜けてしまうほどの種類が並んでいる。はっきり言って異常である。こんなに種類を増やしたら儲からないし、正社員などでは到底利益確保は難しい。ましてや国内では生産も出来ないだろうし、海外に製造拠点を設けないと成り立たないことになる。
つまりは、業界の経営崩壊そのものである。こんな経営を必死にやってどうするんだろうと気の毒に思えてならない。日本でも平均年収2千万円を大きく超えるK社があるそうだが、売上高利益率50%超える会社と比べたら、文房具会社の悲惨さが身に染みる。商売をするんだったら王道で勝負すべきではないだろうか。昔懐かしの甘さもあるが、このアイスキャンディーのような正攻法も一つの手だと思う。