飾らない 素直な 自分らしい毎日に乾杯!

たった一度しかない一生を ほんとうに生かさなかったら


「たったひとりしかない自分を たった一度しかない一生を ほんとうに生かさなかったら 人間うまれてきたかいが ないじゃないか」 
栃木市の生んだ文豪、山本有三の文学碑に「路傍の石」の一節が刻まれている。(栃木市観光協会参照)
老いて改めて知ることとなった山本有三の名言である。彼の生い立ちをみれば、この言葉の思いが伝わってくる。
15歳、東京浅草の呉服商に奉公に出される。
16歳、奉公先から実家へ逃げ帰る。
19歳、 家業を手伝いながらも学問への思いを断ちがたく、東京中学に編入。
卒業するとすぐ、岡山県の第6高等学校に合格するも父が亡くなり、入学を取り消し、故郷の呉服屋を継ぐという苦難の道を歩んでいる。(栃木ふるさと学習参照)
この名言は、有三の母が彼に説き聞かせた言葉ではないだろうか。あるいは、そのように生きなさいと日々仕事の傍らで語り聞かせていたのではないか。それは、母が成しえなかった生き方そのものだったように思える。
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