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柴犬みたいにのんびり出来ない人間社会
京急線と大型トラックの衝突脱線事故で、偶然、京急の社員2人が、踏切の非常ボタンを押していた。社員2人は、その場を通りかかったところ、トラックの運転手に話し
かけられ、後方の安全確認を手伝ったという。京急の運転士は「非常ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話している。信号機は、快特電車がブレーキをかけてから停車できる距離で、確認できるようになっている。(NNK)
事件のツボが見えてきた。トラック運転手は、手伝いを求めるくらい切羽詰まっていた。何としても踏切を渡りたかった。駅員は、このトラックが踏切を無事に通過できると考えていたのか?トラック運転手と会話して、状況から危ないとは思わなかったのか?電車の運転手は、踏切前で止まれるようにブレーキの操作をしたか?
どうもすっきりしない電車事故だ。原因の一つに、東京圏はあまりに過密し過ぎてしまった。何かことが起きたら、色んなところがマヒしてしまう恐れが大だ。事故の大半は高齢者の方に向きがちだ。今回は67歳というから、前期高齢者である。
高齢者に大型トラックの運転は如何なものだろう。サービス過剰で、電車の速度が増していた。遮断機が下りて電車が来るのが早過ぎはしないか。同業者間の競争が激しく、停まることより走りが優先された?どうしても未然に防げた事故のような気がしてならない。