上架してビックリした。ペラを回したら水平に回転しない。その瞬間に「シャフトが破損しているのが目に入らぬか」と突きつけられている事実が目の前にあった。緊急時の場面で、マリーナオーナーと対策を話していたら、エンジン屋さんとヨットにすこぶる詳しい人が加わって、あれよあれよという間に舵を外してシャフトを抜き終えた。シャフトがどうしても抜けないので、一度戻してインの際で切断した。そして、夕方に東大阪の製作所へ持っていけば、３日後には同じものが出来ますとの返事。
何という展開だろう。技術屋の真骨頂を間近に見て、未だにこの流れが夢の中の出来事のようで、ただただ信じられない。秋の夜長に上架したヨットで１日を振り返るが、未だについていけてない自分がいる。
