甘さと辛さをミックスっしたインディアンカレーの店が、阪急三番街に今も健在だった。創業1947年というから、76年の歳月が経過している老舗の飲食店である。46,7年前の色と味が微妙に違う気がするが、赤の他人ほどの違いはない。久し振りに街中を散策してみると、いろんな店が無くなっていた。栄枯盛衰とはいえあるべきところに無いのは、なんとも言えずバランス感覚に狂いが生じてしまいそうだ。そんな食堂街で昔ながらの佇まいのお店があるというのは、人の住むふるさとがあるようで心穏やかにさせてくれる。