いぬバカ・ねこバカ

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昭和館

2011年11月15日 23時46分27秒 | 日記

私は戦争についても美術同様興味があります。

九段下に「昭和館」という、戦中・戦後(昭和10年~30年頃まで)の遷活に係る歴史的資料・情報を

収集、保存、展示し、労苦を後世代に伝える国立の施設なのだ。平成11年3月に開館した比較的新しい施設である。

これが入り口。入場料は大人300円である。展示はエレベーターで7階まで上がる。7階・6階が常設展示室である。

日の丸の寄せ書きや出征の幕が私を暖かく迎える。まさに戦時中の雰囲気が伝わってくる。

これは戦前(昭和10年頃)の夕食である。

あの有名な星 一徹がひっくり返したちゃぶ台の上に質素な食事が乗っかっている。

当時は「贅沢」は敵だったのだ。

これは冷蔵庫。電気式ではなくて氷を中に入れて冷やしていたらしい。

戦前の貯蓄を促すポスター。

戦時中の国民服。おじいちゃん、おばあちゃんの若かりし頃の姿。

今みたいにファッションなんて単語なんてなかったんだね。そんな人は非国民扱いされんだ。

戦時中の戦争をあおるようなポスターに漫画。

戦争を正当化して国民を戦争が正義だとあおっていたんだね。世の中がみんなそうなるとそれが当たり前と

勘違いしちゃう。まったくとんでもない。我々もだまされないように確固たる自我を持ちましょう。

これは戦後、出てきた「カストリ焼酎」。

粗悪なお酒で三杯飲んだらぶっ倒れたという。でも安くてストレスが発散できるのでよく飲まれたらしい。

戦後、このようなショーがあちこちで行われ男性の心の癒し??となったという。

三種の神機。炊飯器、冷蔵庫、テレビジョン。

昭和20年代後期。当時はこんなものほとんど持っていなかった。

昔、懐かしい紙芝居。そういえば私がかなり幼かった頃、おじさんが自転車乗ってやってきた記憶がある。

いけね、トシがばれちゃう!!本当はもっと若いんだよ!

これ戦後に流行った、女性のスカーフの巻き方。

「真知子巻き」と言って、当時NHKで放送された菊田一夫作の連続放送劇「君の名は」が昭和28年に映画化された

際に、登場人物の真知子がしていたスカーフのかぶり方で、女性の間で大流行したらしい。

戦後、発行された雑誌の数々。

戦争と言うよりも国民の生活を主に描いた展示会である。まだこれ以外に載せきれないほど内容は濃い。

私も昭和館に行ったのは今回が3回目である。

戦争を考えるにはもってこいの展示会である。



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