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聲の形(漫画)

2014年01月20日 19時38分28秒 | 雑記
聲の形(1) (少年マガジンコミックス)
クリエーター情報なし
講談社

昨年から少年マガジンで連載されている「聲の形」という漫画に注目しております。

amazonの内容紹介より。

「お前なんかに出会わなきゃよかった。
もう一度、会いたい。

耳の聞こえる少年・石田将也(いしだしょうや)。
耳の聞こえない転校生・西宮硝子(にしみやしょうこ)。
ふたりは運命的な出会いをし、そして、将也は硝子をいじめた。
やがて、教室の犠牲者は硝子から将也へと移っていった。
幾年の時を経て、将也は、 もう一度、硝子に会わなければいけないと強く思うようになっていた。
週刊少年マガジン掲載時に、空前の大反響を巻き起こした衝撃作。待望の単行本1巻発売!」


今日(2014/01/20)書店で2巻を見つけて購入したのですが、
帯に「40万部突破」とありました。
驚きです。まだ2巻ですからね。



最初は読み切りで掲載され、反響を呼んで連載という形に。
それだけでも驚いたのですが、まさかこんなに売れるなんて。

コミックスを買っておいてナンですが、
なぜこんなに売れているのか私には分かりません。
分からないことだらけです。


誰もが絶賛するような感動物語でもなければ、
勧善懲悪のスカッとする内容でもない。

読者ひとりひとりが、
きっと違う感想を抱く、そんなヒューマンドラマです。

人によっては生々しくて「うけつけない」と思います。

ならばモーニングやアフタヌーンなど
青年誌で連載した方が向いているのでは?
そう考えて、ふと気付きました。

少年誌で、問題提起や社会風刺をやっちゃいけないのか? と。


ここで私は「少年誌の漫画というものは娯楽然としたものでなければならない」という
固定観念に囚われていたことに気付きました。

かつて漫画は、娯楽には、もっと多様性があったはずです。

競争が苛烈さを増した結果、
娯楽の形を画一化しすぎたのではないでしょうか。

「聲の形」がヒットしたのは、その「おきまり」に
受け手が飽きていた証拠なのかもしれません。


「聲の形」1巻だけですと、モヤッとするかもしれません。
読むなら「とりあえず1巻だけで・・」なんて言わず、是非!!
2巻まで読んで欲しい、そう思います。



聲の形(2) (少年マガジンコミックス)
クリエーター情報なし
講談社


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