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アーバンレイン (PS2用 アクションゲーム バンダイナムコ)

2006年08月18日 09時13分02秒 | レビュー
ペルソナ3が終わったので、
ちょっと気分転換にできるゲームはないかと思い
ゲーム屋で吟味していたら。

周りでプレイしたっていう人が居なくて
評価が分からないゲームが幾つか。

その中で、気になっていたナムコの
「アーバンレイン」を手に取るものの
嫌な予感が。

「まあ、お金をドブに捨てるつもりで……」

プレイして5分、作り手の意図がハッキリ分かりました。

鉄拳シリーズにしても
ソウルキャリバーシリーズにしても
よく出来ているし、面白いゲームなんです。

でも、そう思うのは「ついてこれる」人だけ。

シューティングゲームと同じで、
世代を重ねるごとに、
単純な難易度も高くなっていき、
操作やルールもどんどん難しく複雑になってきたわけです。

ゲーム好きの中でも限られた人しか
興味を持たなくなってきてしまい、その少数を
メーカーが取り合っているというのが日本国内の
現状かなと思います。

まあ、要するに開発費に対して収益が少なくなり続けていると。
特に格闘ゲーム。

で、最近は映画のみならずゲームでも
モーションキャプチャーで人の動きを取り込んで
ゲーム中に反映するわけですね。

しかしそれは、一度取り込んでしまえば
何度でも使えるし、使いまわしがきく。

ってわけで、鉄拳5やソウルキャリバー3で
使った、もしくは使わなかくてボツったモーションを
有効に使えるゲームはないものかと。

なので非常に見覚えのあるモーションが多数でてきます。
スティーブ・フォックスやマードック、
ソウルキャリバーのマキシやミツルギ……。
キリがないほど。

で、先細りする国内市場向けではなく
海外向けに作られたのが「アーバンレイン」だと思います。

スペルは「Urban Reign」
直訳すると「都市の支配」ですね。

グランドセフトオート3(GTA3)や
ベルセルクがCEROによって18歳以上推奨になった今、
このゲームも本当に「12歳以上」で良いのか
非常に疑問な内容です。

ストーリーモードでは、
非常に治安の悪い都市を舞台に
用心棒である主人公がボディーガードとして雇われ、
並み居るギャングを「ノシていく」……そんな感じです。

最初は裏路地で、チンピラ相手に戦うくらいだったのが
鉄パイプやナイフを持った屈強な男が敵になり、
青龍刀や日本刀を持ったヤクザやマフィアまでを
相手にするようになります。

ちなみにこのストーリーモード、難易度を
ベリーイージーにしても非常に難しいです。
なんとかクリアーしたら、2~3時間かかりました。

単純に難易度の高いゲームなので、
非常にストレスが溜まりました。

そんな中、プレイしてて
男や女を問わず、殴り倒した敵に
馬乗り(仰向け・うつ伏せ両方アリ)になって
パンチでボコボコ……もしくは蹴って転がしたり。

そんなシーンが普通に出来上がるわけです。

チームプレイもあるので、
片方が後ろから羽交い絞めにして
片方でボコボコ殴ったり……
日本向けの内容じゃないッス。

たぶん、このゲームを一番楽しめるのは
3人とか4人のマルチプレイヤープレイだと思うのですが、
それができなければ魅力は半分以下になっちゃうでしょう。

ちなみにウリになっていた「鉄拳のポールとロウが参戦!」は
タイトル画面で隠しコマンドを入れないと出ません。
っていうか……ファミコンかYO!


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