【Good Luck】2020

幸運に!幸運を願う!またね

全力少年

2012-01-17 20:56:00 | 心に伝わるback Music
昔のブログ(林檎の物語)より移転します。

心に伝わるback Musicとして
記事を書いてきました。
脱線は当たり前ですが。
長文になりますので
時間がない人はパスして下さい。

移転1作目は
スキマスイッチの全力少年です。

♪~ 全力少年 ~♪
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)


♪ スキマスイッチ


Z君より

僕は小さい頃に両親に捨てられて、いろいろな所を転々として生きてきました。
小さい頃には「施設の子」とか「いつも同じ服を着た乞食」とかいろんな事言われました。
たまに同級生の子と遊んでいて「○○君の家に行こう!」とかなっても、
僕が遊びに行くとそこの家のお母さんが
「○○君と遊んではいけないっていったでしょ!」
とそこの家の子供を叱ってる声が聞こえ、僕を汚い物を見るような目で
「○○は今日遊べないの・・」というようなことが日常茶飯時でした。

僕は弱い人間なので、そんな事が重なるうちに独りでいる事が一番傷つかず、
一番楽なのだと思いました。
けど、僕にも言いたい事は一杯あった。
汚い服、同じ服着ていても僕は、僕は人の物盗ったり、傷つけたりはしてない。
両親はいないけど、僕にはどうする事もできないんだよ!
僕だっておとうさん、おかあさんが欲しいんだよ。

僕はなるべく人と接しないように生きてきた。自分の精神、心を守る為にそうせざるを得なかった。
独りで生きていく、誰にも迷惑をかけずに・・・
高校に進学した時だった。朝学校につくと僕の机に「死ね」「乞食」「貧乏神」「親無し」等
あらゆる悪口が書かれていた。
僕は目の前が暗くなった。僕が何かしたのか?僕がなにか・・・・ただ立ち尽くすのみだった。
その時僕の目の前から机が無くなった。
クラスでも人気者のYが僕の机をかかえあげていた。
僕は机で殴られるのかと思い、目を閉じた。

「いくぞ!」
とYがぶっきらぼうにいい廊下に出て行く。
僕はあとに従った。
Yは技術室に行き、紙やすりで僕の机の落書きを消し始めた・・・・


Yはただ一言だけ「つまんない事に負けんなよ。」と言い。


黙々と紙やすりで落書きを消している。
「放課後もう一回ここでニス塗ろうぜ。そしたら元どおりだ。」
といってにっこり笑ったYを見て僕は泣いた。
Yは照れ笑いをしていた。

Yは6月に結婚する。
君がいなかったら今の僕はいない。
恥ずかしくて面と向かっては言えないけど、幸せになって欲しい。
そしてこれからも親友でいて欲しい。
今まで本当にありがとう。

僕も全力で生きていく。
心から結婚おめでとう。






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