卒業 尾崎豊

テーマ　卒業　第３回目
今回は高校３年の女の子　Ｓさんの話です。
中学の時に憧れた高校生に
わたしは今ちゃんとなれましたか…？

20年以上前にカラオケでよく歌った
尾崎豊の『卒業』です。
長い曲なので 、今では歌いきれず
年齢を感じます 。

心に伝わるback Musicとして
記事を書いてます。

39作目
尾崎豊の【卒業】

（パソコンの方は下記画像をクリックして下さい。）
♪～卒業～♪


尾崎豊のLIVE
（パソコンの方は下記画像をクリックして下さい。LIVEが始まります。そこに尾崎豊が）
♪～「卒業LIVEver」～♪
（少しだけ音量を上げてみて）


もう尾崎豊はいませんが、息子の尾崎裕哉が後を継いでいます。
とても父に似て豊を思い出す、いい青年です。
そんな息子に父　尾崎豊はこんな曲を裕哉に贈っています。
「 新しく生まれてくるものよ　おまえは間違っていない
　誰も一人にはなりたくないんだ　それが人生だ　分かるか」


尾崎豊　誕生【BIRTH】

（パソコンの方は下記画像をクリックして下さい。）
♪～誕生～♪


長文になりますので、時間の有る方は続きを
それではＳさんの話です。

中学の時に憧れた高校生に
わたしは今ちゃんとなれましたか…？

わたしは
田舎の高校に通う高校３年生。

中学の時は
いろいろあって荒れてしまって
学校に行かなくなったら
不登校の仲間入りになった。

それで今まで大好きだった
友達にも遅れを取り…
好きだった後輩の目も辛かった。

気兼ねしすぎて誰とも関われなくなって

孤独なまま中学を卒業しました。


そして
高校はこんな思いしたくないって
心に決めた。

中学時代
勉強サボったり部活サボったりして
過ごしたわたしがいけない。
友達にも嫌われないような努力しなきゃ…

その覚悟で高校入学。


高校生になったら
ちゃんと学校行くもんな

友達だって後輩だって
ちゃんと作れるよね？
寂しくなく卒業できるよね？

そういう希望を持って力にした。

誰よりも真面目に学校行って
勉強もしっかりやって
今年校長推薦で進学できる

運動はできないからって
部活は文化部の
帰宅部同然…みたいな部活に入って
誰も頑張ってなくても自分は頑張って
部長にさせてもらって…

でもあの時の覚悟のため
誰もやらなくてもわたしはやる

そういう感じで過ごした。

何もかも変われたハズだった。
きっとしっかり者のわたしに
なれたハズだった

中学の時じゃない

素敵な高校生のわたしに…。

でも
傷が消えない

いくら勉強頑張っても
部活頑張っても

他人との距離感はわからないまま。

あの子不登校だったんだってね！
そんな目をされて過ごした高１。

人に歩み寄る勇気だけ
どうしても持てなかった

あともう少しで
わたしは高校卒業だね

あっという間すぎて
何も言えない

憧れたよね。

学校帰りに友達と
ファミレス寄ったり
ゲーセン行ったりカラオケ行ったり…

友達の家にお泊まりとか
してみたかったな。

クラスの中では
友達いなくて１人で過ごしてる
そんなわけじゃないけど

仲良しの子と些細なことで口論したり

何となく一緒にいる人に
愛想笑いして絡んでもらってる毎日だね

学校行けなくて引きこもってる人
いっぱいいると思う
友達との距離感わからなくて
孤独感いだいてる人もいるかも

でも

学生だったら…

最後の学年になったら
そういうことも全部
サヨナラなんだよね

今思えばもっと
他人を頼ってみたらよかったと思うよ…

｢中学ちゃんと行ってなくて
不登校だったけど…
みんなよろしくね！｣

そんな顔できればよかったな

あと５か月ちょっとで卒業。

憧れた高校生には
なれなかったかもしれないけど

一生懸命頑張ったよ。

心もちょっとは開けたよって

そう残りの期間で
胸張れるように送っていけたらいいな

泣ける話じゃないけれど
読んでくれてありがとう

読んでくれたみんなの
心の中に隠れてる孤独や悲しさが
少しでも和らぎますように…


Ｓさんありがとうｂｙkenathu