伝説の番組復活も!? フジと日テレがタモリ“争奪戦”
週刊文春 4月10日(木)18時1分配信の引用
32年間の歴史に幕を下ろした「笑っていいとも!」。
タモリ(68)もゆっくり休めるかと思いきや、すでにテレビ局の間で争奪戦が展開されているという。
「いいとも」の最終日の特番は、タモリの人気を再認識させるものでした。
平均視聴率は28.1%で、ダウンタウンと爆笑問題など、
不仲の芸人たちも一堂に会したようだった。
芸能人からの人望も厚い。
司会者としての株は上がり、秋の改編期をメドにタモリの番組を画策するテレビ局が出ている。
芸能デスクによると、現時点で争奪戦に参入しているのは、「フジと日テレ」。
ただ、両局とも一筋縄ではいかない事情を抱えているようなのだ。
「フジはすでに亀山千広社長自らが『なにか考えなければ』と新番組を示唆しています。
過去にやっていた『トリビアの泉』のような番組ができないかと考えているようです。
しかし、亀山氏は昨年6月に社長に就任した時点で、
低視聴率だった『いいとも』を『終了しなければ局全体の上昇は見込めない』と打ち切りを決めた。
タモリ側は“先に終了ありき”というその態度を快く思っていないのです」(放送記者)
一方、タモリと日テレの間にも、深くて長いミゾがあると元日テレ関係者が明かす。
『いいとも』が始まる1年前の81年に日テレはタモリの『今夜は最高!』という番組を始めました。
タモリのトランペット演奏や、ゲストとの面白トークで、“大人の番組”として評価が高く、視聴率も夜11時からの放送で10%を超えた。
しかし89年に1桁になるやいきなり終了通告。
『タモリでは数字を取れない。スポンサーが付かない』という理由に、
ライフワークと考えていたタモリ側は抗議したが受け入れられなかった。
結局、タモリは『今後、日テレのレギュラーには出ない』と宣言したと言われます」
前出の放送記者が言う。
「日テレ側は関係修復を目指し、昨年からすでにタモリ側にアプローチをしていたようです。
そのうえで、『今夜は最高!』の復活や似たようなテイストの番組ができないか口説いていると言われています。
もし実現すれば、そのインパクトは大きい」
果たして、タモリから「いいとも!」を引き出せるのはどちらの局か。