ブラジルサッカーには、シンガという秘密があった。
(TV BS-1 16日15.5-15.25放映)
ジンガは、
ブラジルの伝統武芸カポエイラの基本ステップである。
ブラジル人の超絶技巧・魔法のステップ「ジンガ」とサンバのリズム。
リオのカー二バルのおねーちゃんたちのあの腰の動き!!
いまから練習してもできません。カズダンスとは雲泥の違いです。
ブラジルの文化はまさに「サンバのリズム」なので、ブラジルではこういった動きが小さい頃から自然と身に付いています。
日本では幼いころから身に付けようとしない限り、身に付かないでしょう。
「ジンガ」が身に付いているブラジル人はボールに触れることなく相手を抜くのに非常にたけています。
それはボールが来る前に相手の動きをよく見ており、上半身の動きだけで相手を欺く事ができるからです。
彼等は意識してやっているのではなく、体が感覚を覚えているのでしょう。
この「ジンガ」を究極のレベルまで極めたのがガリンシャだといわれています。
決してボールコントロールだけが優れているというだけではないのです。
ブラジルサッカーにかかせない「ジンガ」と呼ばれる重心を落とし、上半身を低い姿勢で
左右に揺さぶる動き。
この「ジンガ」こそがブラジルサッカーの最も特徴的な動きでもあり、あのしなやかな動きを
可能にしています。
フェイントは足だけで行うものではなく全身で行う事により、より効果を発揮するのはご承知のとおり。
自由自在のボールコントロール、サンバのリズム感、
そしてカポイラのジンガ。
これらの動きを全て兼ね備えているのがブラジルサッカーの真髄であり、
文化でもある。