お餅が好き

いつも感謝の気持ちを忘れずに。

宮部みゆき「R.P.G」

2008年11月17日 22時35分50秒 | reading
ドラクエなどRPGの嫌いな私が「R.P.G」なんて読んでも
いいんだろうか?理解できるんだろうか?と心配しながら
読み進めたこのお話。読み終わってビックリ。

何なんですか、あの取調室でのやり取り。
もう何がなんだか。あれは全部犯人の確証を得るための
お芝居だったなんて。
ネット上で家族ごっこがされていたというだけでも、
はぁ?という感じなのに、あれが刑事さんのお芝居だった
ということで、最後にまたまたビックリさせられました。
やっぱりRPGは苦手です。

このお話の一番の被害者は、娘の一美さんだったのかな?
独善的で家族を顧みない父親のもとに生まれてしまって。
子供は親を選べないからねぇ。
父親が、母親が、もう少し子供の身になれれば、こんな
ことにはならなかったのかと。
だからって殺人が許されるわけではないけれどね。
家族の絆って・・・。

今回活躍した刑事さんは「模倣犯」の武上刑事と「クロス
ファイア」の石津刑事らしい。
両方読んだのに、全然覚えてないんですけど・・・。
でも、こうして他のお話の登場人物が違う話で出てくる
なんて、なんかイイなぁ。
宮部ファンならではの楽しみ方ができますもんね。
覚えてなかったけど。
これからもこういうことがあるかもしれないから、読む
ときに油断しないように気をつけなくては。

あと宮部作品で借りているのは「スナーク狩り」と「理由」。
年内に読み終わるかな??