お餅が好き

いつも感謝の気持ちを忘れずに。

宮部みゆき「スナーク狩り」

2008年11月28日 00時48分09秒 | reading
小説を読むとき、いつもどこかでハッピーエンドを求めて
いるような気がします。
なので、この物語のように最後に誰も幸せになれない
ような話はちょっぴりせつない。

悪い奴は最後にいなくなるけれど、成敗されたわけでも
ないし、被害者は被害者のままだし、周りの人間も傷ついた
だけの人が多かったような。
竹夫君だけかな。ちょっぴり良かったね、と思えたのは。
あとはちょっと。

人間の本質とは・・・みたいなことをなんだか考えさせられる
ような作品でございましたな。