ゆる旅kikky・虫日記

~~目指すは山頂からムシに変わりました
~~虫の名前はネットや書籍で調べていますが間違い多しです。

シリーズ 山登り回顧録①「きっかけ」

2014-03-22 09:17:55 | 山登り回顧録

山へ登るようになって、今年で4年目。
初めのころは、写真を撮りに行くのが目的で、登山する事など考えてもいなかった。木や川、山などの自然の風景を撮影するのが、目的だった。仙台市は海も山も近くにあり、自然が豊富な都市である。

自宅は、太平洋から、5㎞ほど。311大震災までは、海沿いをよくドライブしたり、仙台空港のとなりの空港公園あたりをぶらぶらしていた。津波による壊滅的な被害を受けるほんの3日前にも飛行機がフライトを終えて、滑走路へ着陸するのを手にしたばかりの一眼レフカメラで追っていた。

3日後、巨大津波によりその空港公園は跡形もなくなってしまった。それで、海には行けなくなった。近づくのさえもこわくなった。

しかたなく、山側のほうに被写体を探すようになる。まず初めは、たまに散歩していた太白山に行ってみた。仙台市太白区のシンボルともいうべき標高320mほどの円錐形の山である。早朝にカモシカとバッタリ鉢合わせして見つめあった経験もある。

しかし、夏場はクモの巣に引っ掛からないように気をつけて歩かなければならなかったので、写真のT師匠にその悩みを打ち明けたところ、低い山に行ってるからだよ、というお返事をいただいた。高い山になればなるほどヤツラはいないそうなのである。

そうと聞けば話は早い。とりあえずは、観光地として、だれでも行ける蔵王連峰のお釜などにいってみた。この時に、早朝に見た、山々をとり囲む雲海に魅せられたのが、山にのめり込むキッカケになったのではではないかと思う。

たまに行っていた、アウトドアショップにも通うようになった。観光で見ている景色とは違う景色が見たい、と思うようになり、登山雑誌を見ているうちに、その気になっていったのかもしれない。

次第に登山関連書籍を見るようになり、登山をする心構えや、必要な装備などの情報を少しずつ得ていった。

金魚引っ越し

2014-03-20 21:56:17 | 金魚 


(2歳らんちゅうの水合わせ中)

パソコン用の机に黒子から育てているチビらんちゅう2匹がいる。
地震が来た時、水槽の水がパソコンにかかってしまうと壊れるので、どこかに移動できないか考えていた。
水槽を置く場所が見つからない為、3歳魚がいる60センチ水槽に合流させることにした。
しかし元から入っている金魚と大きさにちがいがあるため、なじめるか不安があったが、やってみなければわからないので、今夜決行となった。



3回目の水質合わせが終わったので、いよいよ金魚を本水槽に投入。
なんとか元気に泳いでくれているよう。このまますくすく育ってくれますように。


pHショックが起きないよう、前もって2週間ぶりの3分の1水かえを行なった。




またまた蔵王敗退。今日もお釜には行けず。

2014-03-15 00:16:30 | 雪山登山 蔵王刈田岳



山形市と白石市のの天気予報は午前中晴れマークだったため、蔵王は晴れるだろうと判断し、朝日とお釜の写真を撮るため、深夜のうちに宮城蔵王すみかわスノーパークまで移動した。
着いたのは、2時頃。移動途中の村田町から蔵王方面を見ると、山頂は雲におおわれていることが、確認できた。
西の空には星も出ているし、すみかわスキー場隣のホテルの明かりも遠目にもよく見えている。しかし、晴れていれば山の輪郭が暗い中でも分かるものなのだが、全くわからない。
スキー場に着いたら、月が出てきて明るくなった。でもやっぱり山の輪郭は見えてこなかった。
車のライトが、エコーラインの冬季通行止めゲートを照らし出す。驚いたことに、去年・おととしよりもはるかに高い雪の壁が出来ていた。ゲートは開かれていて、ゲート前の広場には除雪車がたくさん停まっていた。夜が明ければ、除雪作業が始まるのかもしれないと思いながら、そこで、2時間ほど寝ることにした。
4時に起きるつもりが、寝袋が気持ち良すぎて4時半から準備を始めた。5時過ぎに車をスキー場の駐車場に移動して、登り始めた。
期待していた朝日は、東の空に雲がかかっていて、期待はずれであった。また、一か月前の日の出の時刻が、あたりまえだが大分早まっていた。
今日の早朝登山は天気予報を見誤った。早い時間なので、リフトは使えず、重い三脚とカメラを担ぎながら歩いて登った。スキー場の整地前なので、雪の吹き溜まりに足をとられながら、3本目のリフト乗り場前に着いた。



ここからのルートは、たぶん近道があるはずだと思ったが、あとみの壁の端を登って、リフト降り場方面に歩いてみたり、蔵王寺の方向へ歩いてみたりした。

しかし、道はわからず。

山頂は今も雲に覆われ、足も冷たくなってきたので、今日は終わりにしようと下山した。ゲレンデハウスに着いたのは、9時頃であった。
悲しいかな
蔵王山頂付近は12時頃を過ぎると、快晴になっていた。



麓に降り、濁川の向こうに雲ひとつない刈田岳が見える。(12時過ぎ)

これだけで帰るのもしゃくなので、川崎町の湖畔公園に行ってみた。前回大雪後の2月17日に行ったときは、路肩の駐車スペースの雪も除雪がされておらず、通行するだけでもやっとな感じに雪が積もりまくってたが、今日はほとんど雪はなくなっていた。

あの時雪の上でなくした、カメラの三脚の滑り止めのキャップが落ちてないだろうか。
失くした所に行ってみると、雪はすべて消えていた。目をこらして探してみると、やっぱりあった。落ち葉にうもれかけている滑り止めのキャップと、無事再会をはたした。



同じアングルから撮影。2月17日は湖面も凍っていた。
季節のめぐりのなんて早いことか。いつの間にか、春ですね。

念願の冬の蔵王に登る(途中敗退)―その10

2014-03-13 15:19:44 | 雪山登山 蔵王刈田岳
(その9からの続き)

景色を堪能していたら大黒天に到着。

見晴らしがいいので、あっという間についたように感じた。

インターネット上の画像で見ていた、雪に埋没しそうなバス停も健在だった。

見晴らし台のほうは、風が強いところなのか、雪にうもれていなかった。

さあ、第一ポイントである大黒天にはあっけなく到着した。

実は登山者カードには、大黒天までしか記入してこなかった。

先に進もうか、やめようか、雲行きを見ながら考えてみる。

ゲレンデハウスを出発したのは、11時頃だった。リフト終点は11時40分ごろ到着。そしてワカンに履きかえて出発したのは12時。大黒天に着いたのが12時45分。逆算してゲレンデハウスに4時までには帰れるよう、遅くても2時に引き返せばよさそうだ。(今思えば初めてなので3時には帰る計画にしとくべきだった。)

急な天候の変化はなさそうなので少し進んでみると、雪上車道路から分かれて刈田岳山頂方面へショートカットするスノ―シューのトレースがあった。

直接お釜に向かうルートなので、自分もそちらに行ってみた。

しかし少々斜度があったので、疲れてきたし、さっきまで見えていた山頂らしきところは、徐々にガスにおおわれてきた。

恐怖のホワイトアウトに巻き込まれやしないか?そんな中、山頂付近でボーダーが滑降の準備をしていたので、少しほっとする。

まわりを見渡してみると、なんとなく樹氷がみえてきた。小さいけど、樹氷っぽい。あれを写して今日はOKとしよう!

GPSを確認するとこのあたりは1614m付近だった。樹氷などの写真を撮っていると、樹氷鑑賞号がやってくるにぎやかな音が聞こえてきた。

上から見る雪上車の隊列に感動する。

こんな印象的な樹氷にもめぐりあった。。

そして1時半に刈田岳を目の前にしてあえなく戻ることとなったが、お釜は逃げないので、また次の楽しみにとっておくとしよう。

途中、ボーダーの若者たちと、ワカンの単独登山者二人に抜かされゲレンデハウスについたのは、3時過ぎとなった。(エコーラインを歩いている単独登山者も見かけた。)

帰りにすれ違ったワカンの大先輩にうかがったところ、お釜は全く見えなかったとおっしゃっていた。

登山者カードに下山の記入をして、本日の初雪山登山を終えた。

次は、ゴールデンウィークのエコーライン開通までに、もう一度登ってぜひともお釜を見たいと思う。
<おわり>


念願の冬の蔵王に登る(途中敗退)―その9

2014-03-13 13:05:41 | 雪山登山 蔵王刈田岳

さてゲレンデトップでワカンにはき替えて見えた景色は、下の写真。

後烏帽子岳である。青空が広がり、真っ白な世界が広がる。

風がほとんどないので、快適に歩ける。
こんな天気のいい日は、冬の蔵王にはあまりないので、いつも天気予報とにらめっこである。

視界も良好だし、とりあえずエコーラインの大黒天を目指して歩いてみようか。

ここから先は未知の領域である。

夏に車で走った景色とは、全く別の世界が広がっていた。

一面真っ白だった。

夏は木や草が生い茂って、高い山しか見えないのだが、広い範囲が遠くまで見渡せるのである。

雪上車道よりエコーライン方面を望む。

その10に続く。