2010年4月、全国から花便りが届く季節となった。
今年の開花は例年になく速いスピードで訪れるような温暖な気候であったが、3月中旬の東大寺お水取りも終わり、熱戦が見られる高校野球が甲子園で始まっても、桜の開花は進まなかった。
気候も気ままに推移して冬将軍が突然訪れ、北からは雪の便りも届く迷走する季節であった。
しかし、4月に入り南大阪周辺の桜も開花が進み、各地区では桜を楽しむ大勢の人達が訪れて賑わいを見せている。
私達もこの季節特有のわくわくした気分が芽生え、近くにある桜の名所へ撮影に出かけることにした。
最初に貝塚市にある水間公園に行ってみる。
水間公園は、水間寺の裏山に広がる緑豊かな公園で、市民の憩いの場として親しまれ、季節を通じて多くの人たちが訪れている。
特に桜の季節には大変な賑わいを見せている公園である。
この日は上天気で、大勢の家族連れやグループの人たちが訪れている。
臨時に造られた公園内の駐車場に車を止めて進んでいくと、池のまわりにある桜の大木が見事な花を咲かせて美しい景観を見せている。
水間公園には約100本の桜が植えられ、木も立派に成長し、満開の桜が訪れた人達を楽しませてくれている。
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満開の遊歩道を手をつないで散歩する親子
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満開の桜の下で花見をしながらくつろぐ人たち
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10名位のグループでバーベキューを楽しむ人たち
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水間公園内の芝生広場では、弁当を広げ花見を楽しむ人たちも訪れている。
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満開の桜の下、赤い欄干の架かった橋を渡り花見を楽しむ人たち。
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桜の咲く水間公園から、貝塚市内の抜群の眺望を楽しむことも出来る。
水間公園を一通り散策した後、麓にある水間寺に下って行った。
水間寺は通称「水間観音」といわれ、厄除け観音として知られ、特に初詣には多くの参拝客が訪れることで有名である。
水間寺は、天台宗延暦寺末別格の本山「龍谷山」で、開基は行基。本尊は聖観世音菩薩である。
水間寺名前の由来は、二本の川の合流地点にある寺、川(=水)と川との「間」にあたることから水間と呼ばれるようになったと伝えられている。
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水間寺の三重の搭 水間寺の川にたれさがる桜
風格のある三重の搭と桜がうまく調和し、美しい和の景観を見せてくれている。
日本建築の伽藍には、桜がよくあっている。
眺めているだけでも、不思議と心が落ちつき、しばらく見とれてしまうほどである。
川と真新しい石橋(工事中)に桜がうまく溶け込み、風情のある景観を見せている。
枝の桜が垂れ下がった川面では、2羽のアヒルが、水面をすいすいと泳ぎながら餌を漁っている光景も見られ、この季節ならでわの風情を一層高めてくれている。
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桜と水間寺正門にあたる石橋(工事中)が、風格のある三重の搭や本堂との風情を一層かもし出している。
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水間寺境内にある客殿の桜から 三重の搭や本堂の伽藍を望む
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水間寺本堂前に小さく咲く可憐な桜、この場所で車の交通安全祈願が行われる。
水間寺に咲く桜の撮影を終えた後、熊取町内にある永楽ダムの桜を見ることにして愛車を走らせて行った。
永楽ダムでは、例年になく湖水を満面と湛えたダム湖を形成している。
ダム湖畔の2kmにわたる周遊道路には、約1000本の桜が植えられ、私たちの目を楽しませてくれている。
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永楽ダムの反対側より公園中心部を望む
ダム湖畔に出来た2kmにわたる周遊道路は、桜のない通常の季節でも、朝早くからウオーキングやジョギングを楽しむ人たちが訪れ、憩いの場として親しまれている。
特に夏場の朝などには、周辺の山々やダム湖から発生するマイナスイオンの影響か、独特の冷気を感じ、心地よさが伝わってくる。
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満水の湖水を湛える永楽ダム湖の周遊道路に植えられた桜
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提灯のぶら下がったダム公園の桜から、満水の永楽ダム本体を望む
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永楽ダム公園の満開の桜の下で楽しむ親子
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提灯のぶら下がる桜の下で、まりをついて楽しんでいる女の子
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家族連れで賑わうダム公園の桜 その下を手に棒を持ち、走り回る女の子
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少しつぼみも見られるが、美しく咲いた永楽ダムの桜
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桜の木に登って花見客を見つめる黒い猫、なぜか永楽ダムには野生の猫が多い。
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永楽ダム湖に逆さに映る周辺の景観、左側の山頂には展望台が造られている。
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永楽ダム湖水に逆さに映る神秘的な景観、山稜に咲く山桜や桜が湖水に映り、神秘的な美しい景観をかもしだしている。
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太陽が西に傾き、太陽光線の明暗が湖水とダム本体と周辺との景観をかもしだし、たそがれ時をむかえようとしている。
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永楽ダムを覆っている山林の中に、可憐な赤い葉や花を咲かす山桜と、白い桜が咲き、緑の中の暖かいぬくもりを感じさしてくれる。
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永楽ダムの近くにある池に咲く山桜、独特の赤い葉や可憐な花に派手さは感じないが、心が和む落ち着きと、自然の中の静かさを感じさしてくれる。
永楽ダム周辺の桜を見学した後、私たちは2km位の近くにある泉佐野市の日根神社や、その奥にある大井関自然公園に向かって行った。
日根神社は、別名「大井関明神」といわれ、本殿は春日造りである。
天正年間(1573年~1593年)の兵火によって焼失したが、慶長5年(1600年)に豊臣秀頼によって再建された。
毎年5月には、のぼりに色とりどりの枕をつけて村々を巡行する例祭 「まくら祭り」 が開催される。
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日根神社の参道に咲く桜 日根神社の赤い鳥居と桜
鳥居近くに車を止める。道路と平行して出来た参道には、植えられた桜が満開となり、本殿に向かって真っ直ぐに伸び、桜の美しい光景を見せている。
さらに本殿に向かって赤い鳥居をくぐり、桜並木の参道を進んでいくと、右側に比売神社や丹生神社などの摂社が祀られている。
さらに真っ直ぐに本殿に向かって進んで行くと、石段があり、その先の門が造られている。
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日根神社拝殿前にある入り口門 この門をくぐると目の前に拝殿がある。
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神武天皇の親神様を祀る日根神社拝殿、縁結び、子宝、子供の成長、夫婦円満に御利益があるといわれている。
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大井関自然公園の桜
大井関自然公園は、日根神社に隣接、東西に流れる樫井川のろじ渓を挟んで広がる自然豊かな公園である。
公園内には、約800本の桜が咲き、泉佐野市内唯一の桜の名所として親しまれている。
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大井関自然公園内にある樫井川のろじ渓に架かる赤い橋
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樫井川ろじ渓(赤い橋の上流部分) 樫井川ろじ渓(赤い橋の下流部分)
日根神社や大井関自然公園の桜は、水間公園や永楽ダムの桜と趣が少し違った印象を受けてくる。
水間寺は、限られた一角の中に伽藍があり、その周りの桜が景観を造っている。
永楽ダムは、ダム湖を中心に植えられた桜や山陵が一体となって自然豊かな景観をつくりあげている。
日根神社は、一本の長い参道に桜が植えられ、桜の並木道となって境内に通じている。
満開の桜を見ながら進んでいくが、神社の境内のせいか、厳かさと厳粛さも伝わり、気持ちが少し引き締まるような感覚が湧いてくる。
隣接する大井関公園は、びっくりするような美しい渓谷と桜があり、渓谷に架かった赤い橋が、うまく調和し、公園全体の景観と親しみやすさを感じさしてくれる。
今年の開花は例年になく速いスピードで訪れるような温暖な気候であったが、3月中旬の東大寺お水取りも終わり、熱戦が見られる高校野球が甲子園で始まっても、桜の開花は進まなかった。
気候も気ままに推移して冬将軍が突然訪れ、北からは雪の便りも届く迷走する季節であった。
しかし、4月に入り南大阪周辺の桜も開花が進み、各地区では桜を楽しむ大勢の人達が訪れて賑わいを見せている。
私達もこの季節特有のわくわくした気分が芽生え、近くにある桜の名所へ撮影に出かけることにした。
最初に貝塚市にある水間公園に行ってみる。
水間公園は、水間寺の裏山に広がる緑豊かな公園で、市民の憩いの場として親しまれ、季節を通じて多くの人たちが訪れている。
特に桜の季節には大変な賑わいを見せている公園である。
この日は上天気で、大勢の家族連れやグループの人たちが訪れている。
臨時に造られた公園内の駐車場に車を止めて進んでいくと、池のまわりにある桜の大木が見事な花を咲かせて美しい景観を見せている。
水間公園には約100本の桜が植えられ、木も立派に成長し、満開の桜が訪れた人達を楽しませてくれている。
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満開の遊歩道を手をつないで散歩する親子
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満開の桜の下で花見をしながらくつろぐ人たち
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10名位のグループでバーベキューを楽しむ人たち
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水間公園内の芝生広場では、弁当を広げ花見を楽しむ人たちも訪れている。
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満開の桜の下、赤い欄干の架かった橋を渡り花見を楽しむ人たち。
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桜の咲く水間公園から、貝塚市内の抜群の眺望を楽しむことも出来る。
水間公園を一通り散策した後、麓にある水間寺に下って行った。
水間寺は通称「水間観音」といわれ、厄除け観音として知られ、特に初詣には多くの参拝客が訪れることで有名である。
水間寺は、天台宗延暦寺末別格の本山「龍谷山」で、開基は行基。本尊は聖観世音菩薩である。
水間寺名前の由来は、二本の川の合流地点にある寺、川(=水)と川との「間」にあたることから水間と呼ばれるようになったと伝えられている。
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水間寺の三重の搭 水間寺の川にたれさがる桜
風格のある三重の搭と桜がうまく調和し、美しい和の景観を見せてくれている。
日本建築の伽藍には、桜がよくあっている。
眺めているだけでも、不思議と心が落ちつき、しばらく見とれてしまうほどである。
川と真新しい石橋(工事中)に桜がうまく溶け込み、風情のある景観を見せている。
枝の桜が垂れ下がった川面では、2羽のアヒルが、水面をすいすいと泳ぎながら餌を漁っている光景も見られ、この季節ならでわの風情を一層高めてくれている。
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桜と水間寺正門にあたる石橋(工事中)が、風格のある三重の搭や本堂との風情を一層かもし出している。
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水間寺境内にある客殿の桜から 三重の搭や本堂の伽藍を望む
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水間寺本堂前に小さく咲く可憐な桜、この場所で車の交通安全祈願が行われる。
水間寺に咲く桜の撮影を終えた後、熊取町内にある永楽ダムの桜を見ることにして愛車を走らせて行った。
永楽ダムでは、例年になく湖水を満面と湛えたダム湖を形成している。
ダム湖畔の2kmにわたる周遊道路には、約1000本の桜が植えられ、私たちの目を楽しませてくれている。
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永楽ダムの反対側より公園中心部を望む
ダム湖畔に出来た2kmにわたる周遊道路は、桜のない通常の季節でも、朝早くからウオーキングやジョギングを楽しむ人たちが訪れ、憩いの場として親しまれている。
特に夏場の朝などには、周辺の山々やダム湖から発生するマイナスイオンの影響か、独特の冷気を感じ、心地よさが伝わってくる。
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満水の湖水を湛える永楽ダム湖の周遊道路に植えられた桜
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提灯のぶら下がったダム公園の桜から、満水の永楽ダム本体を望む
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永楽ダム公園の満開の桜の下で楽しむ親子
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提灯のぶら下がる桜の下で、まりをついて楽しんでいる女の子
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家族連れで賑わうダム公園の桜 その下を手に棒を持ち、走り回る女の子
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少しつぼみも見られるが、美しく咲いた永楽ダムの桜
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桜の木に登って花見客を見つめる黒い猫、なぜか永楽ダムには野生の猫が多い。
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永楽ダム湖に逆さに映る周辺の景観、左側の山頂には展望台が造られている。
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永楽ダム湖水に逆さに映る神秘的な景観、山稜に咲く山桜や桜が湖水に映り、神秘的な美しい景観をかもしだしている。
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太陽が西に傾き、太陽光線の明暗が湖水とダム本体と周辺との景観をかもしだし、たそがれ時をむかえようとしている。
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永楽ダムの近くにある池に咲く山桜、独特の赤い葉や可憐な花に派手さは感じないが、心が和む落ち着きと、自然の中の静かさを感じさしてくれる。
永楽ダム周辺の桜を見学した後、私たちは2km位の近くにある泉佐野市の日根神社や、その奥にある大井関自然公園に向かって行った。
日根神社は、別名「大井関明神」といわれ、本殿は春日造りである。
天正年間(1573年~1593年)の兵火によって焼失したが、慶長5年(1600年)に豊臣秀頼によって再建された。
毎年5月には、のぼりに色とりどりの枕をつけて村々を巡行する例祭 「まくら祭り」 が開催される。
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鳥居近くに車を止める。道路と平行して出来た参道には、植えられた桜が満開となり、本殿に向かって真っ直ぐに伸び、桜の美しい光景を見せている。
さらに本殿に向かって赤い鳥居をくぐり、桜並木の参道を進んでいくと、右側に比売神社や丹生神社などの摂社が祀られている。
さらに真っ直ぐに本殿に向かって進んで行くと、石段があり、その先の門が造られている。
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日根神社拝殿前にある入り口門 この門をくぐると目の前に拝殿がある。
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神武天皇の親神様を祀る日根神社拝殿、縁結び、子宝、子供の成長、夫婦円満に御利益があるといわれている。
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大井関自然公園の桜
大井関自然公園は、日根神社に隣接、東西に流れる樫井川のろじ渓を挟んで広がる自然豊かな公園である。
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大井関自然公園内にある樫井川のろじ渓に架かる赤い橋
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樫井川ろじ渓(赤い橋の上流部分) 樫井川ろじ渓(赤い橋の下流部分)
日根神社や大井関自然公園の桜は、水間公園や永楽ダムの桜と趣が少し違った印象を受けてくる。
水間寺は、限られた一角の中に伽藍があり、その周りの桜が景観を造っている。
永楽ダムは、ダム湖を中心に植えられた桜や山陵が一体となって自然豊かな景観をつくりあげている。
日根神社は、一本の長い参道に桜が植えられ、桜の並木道となって境内に通じている。
満開の桜を見ながら進んでいくが、神社の境内のせいか、厳かさと厳粛さも伝わり、気持ちが少し引き締まるような感覚が湧いてくる。
隣接する大井関公園は、びっくりするような美しい渓谷と桜があり、渓谷に架かった赤い橋が、うまく調和し、公園全体の景観と親しみやすさを感じさしてくれる。
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