京照日記

アンティーク店の京照が「着物に対する熱い思い」と、お客さんとの会話で気が付いたことを発信しています。

えー、そうなん。一万回の失敗人生。

2013年05月19日 16時39分14秒 | ヒラメキのヒント
リンちゃん、こんばんわ。

あー、ちぃーと早おした。

いま、お姉さまが帰られて、ホッと、しとうぇ。

ほんでも4時間も長話をお聞きしてると、つろうなるときもおすぇ。

そやさかい、本日は、もう店じまいどす。

ほんま、お人はんの話を聞くんは、「傾聴」のプロでも、疲れます。

ここで楽しいお話をひとつ。

本日の朝日朝刊から。

みおつくし 語りつくし ジャズシンガー 綾戸智恵さん

「生きてると、上からいっぱい降ってくんねん。「今日の仕事」言うて。」

「その仕事をどんだけ受け取れるかが、その人の値打ちや。」

「生きると死ぬはまったく一緒や。」

「だから私は集中する。気抜くぐらい、死んでからなんぼでもできるわ。」

同じどす。うちも同じこと、やっとうぇ。

うちの場合、早起きせんと、「今日の仕事」の指示はおりてきまへんけど。

死んでも生きとう時と、同じ状態やから、死なれへんらしいぇ。

うちの師僧はんが、ゆうてはります。

このあいだ、その師僧はんが、「前世占いゆうもんは、嘘やな。」。

「人で生まれ変わるんが、1万回くらいあるんやで、どの前世をゆうんやろ」。

そうなんや、うちは一万回の一回の今世で、なにをしとんのやろ。

ぜんぜん、昔の記憶が役に立ってまへんぇ。

なんぎどす。

その膨大な記憶があったら、いまごろ記憶を売って、大金持ち、やったかもしれまへんなぁ。

ほっほっほっ。

でも、忘れさしてもうて、おおきに。

一万回の失敗の記憶があったら、恥ずかしゅうて、生きていけまへんしなぁ。

なんぎどす。

ほなな。