京照日記

アンティーク店の京照が「着物に対する熱い思い」と、お客さんとの会話で気が付いたことを発信しています。

わーい、旅日記だあ^_^

2013年10月21日 21時27分50秒 | ヒラメキのヒント
また、始まりましたね。

キャバリエのイチゴちゃんが新登場!

キャバリエって何?って思ったけど、犬のランちゃんですね。^_^

あー、次回が楽しみです!

ところで今日、休みだったので時間あれば、そちらに寄りたいと思ってたんですが、

父親も別荘に入ったきりだし

やはり店に行かねば、とお店に行ったんです。

いったらお客さんが二人もいたので、正解でした。

一人は例のカードのお客さん。

もうひとりは、やはり常連さんで朝もきて夕方も来たと言う人です。

コレもあんたんとこで買うたんやでぇ。

へぇー、そのネックレス、お似合いですよ、いつも使ってもらってありがとうございます。と私がいうと

母が、今日や、今日買うたんや。

あ、今日の話ね。

なんか可笑しいけど、有難い話です。


甘之介・甘味修行の旅日記。

2013年10月21日 16時38分54秒 | ヒラメキのヒント
あんまり、しんどいから、甘之介でも書こうかと。

日差しが斜めに差し掛かり、もう秋の気配が漂っているのに、この蒸し暑さ。

「はて、なにごとも、おこらなければ」。

甘之介は藩から命じられた旅支度の手を止めて、思いに沈んだ。

半時ほど前に、辛之介が急ぎで届けた書状をもう一度、膝に開きかけたその手を、止めた。

「いまさらなぁ」。

「わが藩主殿は、変わった方でござるゆえ」。

奥女中のミヤが、おすべりの褄を左に持ち、居室をうかがっていた。

つい先日、怪しい人影に、後ろから倒され、右手はまだ使えないでいる。

甘之介は、ミヤに心の中で詫びながら、知らぬ存ぜぬを決めこむことにした。

「かえって事情をしらぬがよい」。

ミヤも乳母の姪のリン姫も、いろんな障りにあっていた。

この障り、つまり藩主の命を、甘之介が旅に行かなければ、皆に迷惑をかける。

「しかたがない」。

甘之介は、旅の連れに、キャバリエのイチゴの介とでかけることを告げた。

辛之介に、この出城とミヤたちの警護を頼むと、手持ちの駒がなくなってしまのだ。

「さあ、イチゴの介、名古屋に参るぞ」。

キャバリエのイチゴの介は、めんどくさそうに顔をあげ、キャンと短く、吠えた。

そう、いきたくない。

そんな感じであった。

ほなな。