坐骨を立てて座る

　「骨盤」は、「腸骨」、「恥骨」、「坐骨」、「仙骨」から成り立っています。その中で「坐骨」とは、その名前の通りで座る（坐る）時に使われる骨です。

　最近、高校野球で優勝、または準優勝した選手達の姿勢をテレビでよく見かけます。彼らがインタビューに答える時に、ただ座っているだけの姿勢ですが、非常に綺麗です。坐骨を立てて座っています。

　しかし、街で見かける人のほとんどの方が、座ったときに、坐骨が立っていません。

　坐骨を立てて座ると腰椎（腰の骨）も自然なカーブを描き、腰に負担がかかりません。腰が楽なので上半身も下半身も楽になります。もちろん、腰痛にもなりにくくなります。

　座った時に、お尻の下に手を入れて坐骨を触ってみてください。そして姿勢を色々変えた時、坐骨の向きが変わるのを確かめてください。意外と大きく変化するのに驚くと思います。そして坐骨を立てた時の姿勢を取ってみてください。

　現代人は座って仕事をすることが増えていると思います。ぜひこの「坐骨を立てて座る」という感覚を味わってください。快適で気持ちいいです。