ヒットした短歌: 92件
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法 律
農地法まさによき實を結べりとこころ明るき信濃びと見る
窪田空穂 『丘陵地』, 1954, 1957
農地法実施されたるふるさとは青田匂ひて七月来たる
前田夕暮 『夕暮遺歌集』, 1950, 1951
法に問ひすべてよろしく売るべくば購買組合に投げて売らしめ
北原白秋 『昭和8年9月15日「女性日本」16号』, 1933, [1933]
農地法にて買収されしふるさとの丘の畑にはだら雪降る
前田夕暮 『歌稿 晩年歌稿』, 1950, [1950]
農地法にて接収されしふるさとの古屋敷今はわがものならず
前田夕暮 『夕暮遺歌集』, 1949, 1951
農地法さもあらばあ[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『自流泉』, 1947, 1953
技 法
初学者のごとき形にたちもどりニッスル染色法をはじめつ
斎藤茂吉 『遍歴』, 1923, 1948
柑橘の接木の法は人よ聞けわれは三原に立つけぶり愛づ
与謝野晶子 『草と月光』, 0000, 1933-1934
凍む風の背戸に音やむ小夜ふけて温電法の息吹眼に当つ : 北原白秋 『昭和13年2月1日「多磨」6巻2号』, 1938, [1938]
まれに来て、/心おちゐぬ。/目ぐすりの古法つたふる家/と 言ふなり
釈迢空 『春のことぶれ』, 1925-1929, 1930
まれに来て、/心おちゐぬ。/目ぐすりの古法つたふる家/と 言ふなり
釈迢空 『迢空歌選』, 0000, 1947
街頭に「西法接生」の匾を見て支那の文字をわれは讃へぬ
斎藤茂吉 『遍歴』, 1924, 1948
麦広幅耕作法のわづ[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『続々青南集』, 1967, 1973
真 理
わが家を圍みて立てる老松よ高く眞黑く眞直ぐなる法よ、
若山牧水 『黑松』, 1927, 1938
過ぎゆきしのちに思へばたたかひもなべて自然の法ならぬかは
太田水穂 『流鶯』, 1946, 1947
たまきはる命刻々ゆき過ぐる無上命法たゆみあらせず
太田水穂 『双飛燕』, 1947, 1951
世にみつる大きみ法をうつし身に現はしたまへり我が大君は
太田水穂 『冬菜』, 1924, 1927
現つ神わが大君のとり負ばす大きみ法は道にたがはず
太田水穂 『冬菜』, 1924, 1927
令法飯
ただ一人令法飯知り[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『青南後集』, 1979, 1984
信 仰
もろもろの法のなかにもただ一つ人をたすくる大慈大悲の法 : 太田水穂 『鷺・鵜』, 1931, 1933
いざきかむ人なるゆゑにたたかひをくるしむこともみ法なるかや : 太田水穂 『流鶯』, 1946, 1947
能登衆の親王院に夢結ぶ法のちぎりもなつかしきかな : 与謝野晶子 『沙中金簪』, 0000, 1933-1934
黄檗の廣き山内壓しつつ讀經にまじり法鼓とどろく : 窪田空穂 『冬日ざし』, 1937, 1941
おごそかに心のすゑのひとはしもとりて捨てざる法ぞと思ふ : 太田水穂 『雲鳥』, 1921, 1922
ありかたき法の敎と思ふ哉柩を送る觀音菩薩 : 正岡子規 『竹乃里歌』, 1899, [1904]
永平寺法のみやこの石橋をくぐれる水のうつくしきかな : 与謝野晶子 『深林の香』, 0000, 1933-1934
いにしへはいにしへとのみ思はしめ法の家より朝寒き濱 : 与謝野晶子 『白櫻集』, 0000, 1942
あほ杉のかげ映えてふかし講堂に懺法のこゑしづかにそろふ : 中村憲吉 『軽雷集』, 1925, 1931
法類は淚ながして石かげに白きみ骨をうづめをはりぬ : 斎藤茂吉 『白桃』, 1933, 1942
鎌倉の松葉が谷の道の邊に法を説きたる日蓮大菩薩 : 正岡子規 『竹乃里歌』, 1900, [1904]
日の本の陸奥の守より法の王パッパポウロに贈る玉つさ : 正岡子規 『竹乃里歌』, 1900, [1904]
花ぐさに法のこころの風吹くと露うち散るを喜びぬ : 与謝野晶子 『太陽と薔薇』, 0000, 1921
法の山望月のごと雪白し心下のこころふためかれつつ : 与謝野晶子 『深林の香』, 0000, 1933-1934
國の守みやこ戀しき慰めに供養法など修せし御ほとけ : 与謝野晶子 『深林の香』, 0000, 1933-1934
みやびたる上杉氏の靈屋かな興して法の山行くごとし : 与謝野晶子 『沙中金簪』, 0000, 1933-1934
法類は泣きなげけどもうつせみの息たえたまひいさごのごとし : 斎藤茂吉 『石泉』, 1931, 1951
つややかに春の灯ならぶ圓山へ法の灯ともる音羽の山へ : 与謝野晶子 『常夏』, 0000, 1908
法の鐘山の口なる小家にて爐をかこめるも救はんと嗚る : 与謝野晶子 『深林の香』, 0000, 1933-1934
惡名を負ひつつ川の毒水に變りはてぬも法のこころぞ : 与謝野晶子 『沙中金簪』, 0000, 1933-1934
普陀洛のみづうみの水法悅を華嚴の瀧にあらはせる山 : 与謝野晶子 『冬柏亭集』, 0000, 1933-1934
法堂に百人ばかりひっそりと大蠟燭の灯をかかげあり : 太田水穂 『鷺・鵜』, 1928, 1933
標たててここにひらきし荘厳の大千世界法のそま山 : 太田水穂 『螺鈿』, 1939, 1940
みちのくの孝子五郞が山寺のみ法に入る日櫻散りたリ : 島木赤彦 『馬鈴薯の花以前』, 1905, [1905]
煌々と光さすかとふと思ふ法身仏といつなりにけむ : 北原白秋 『雲母集』, 0000, 1915
天人かまぼろしびとか法けづき奇しき恋に身は衰へぬ : 佐佐木信綱 『新月』, 0000, 1912
蓮花にかへ懺法堂に撒くものを木の葉にせるが山寺さびつ : 中村憲吉 『軽雷集』, 1925, 1931
梅か枝に始めてきなく鶯の春をしらする法の一聲 : 正岡子規 『竹乃里歌拾遺』, -1882, [-1882]
たそがれに寒き粉雪の吹き入りぬ法のおん師もわれも行く廊 : 与謝野晶子 『深林の香』, 0000, 1933-1934
戒保つわざならはんと越路なる法の御山のしら雪を分く : 与謝野晶子 『深林の香』, 0000, 1933-1934
君王のおん儀も法のみをしへも補ふなりと聞ける音樂 : 与謝野晶子 『落葉に坐す』, 0000, 1933-1934
法悅を告げんと水のあらそひて樋の口に出づ僧房のあさ : 与謝野晶子 『沙中金簪』, 0000, 1933-1934
秋の月法氣づきてもさし入りぬ山莊のうち燭の暗き夜 : 与謝野晶子 『冬柏亭集』, 0000, 1933-1934
覺めがたか夢の半かあなかしこ法の御山に程近くゐる : 与謝野晶子 『流星の道』, 0000, 1924
美くしと見て過ぎがたし內殿の奧の不斷の法の灯火 : 与謝野晶子 『白櫻集』, 0000, 1942
月を見る王侯の種もあらざるも隔てぬ法の山の樓臺 : 与謝野晶子 『白櫻集』, 0000, 1942
鐘かすむ法の汐路のひと筋に恨みもなくて魂はゆくらん : 太田水穂 『冬菜』, 1924, 1927
さしいでて今こそ照らせ鎌倉や七百年の法の月影 : 太田水穂 『流鶯』, 1943, 1947
弾ひとたび燄をよべは三千大千世界法身すらや跡方もなき : 太田水穂 『流鶯』, 1946, 1947
法苑珠林見終へむと[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『山下水』, 1945-1946, 1948
亡き人の為なる法華[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『続々青南集』, 1967, 1973
尺とり虫拾ひくたび[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『続々青南集』, 1973, 1973
朝々花に来思ふただ[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『青南後集』, 1976, 1984
この身より光さすかとふと思ふ法身仏といっなりにけむ : 北原白秋 『大正3年8月1日「文章世界」9巻8号』, 1914, [1914]
狂ほしき男のこころしづまれと托枳尼の法す少女のために : 吉井勇 『酒ほがひ』, 1905-1910, 1910
あかときの山內にして雷のごとき法鼓おこりて心のふるふ : 中村憲吉 『軽雷集』, 1927, 1931
おのづから心平らになりゐたり学法寺なるおくつきに来て : 斎藤茂吉 『白き山』, 1947, 1949
法の燈は不斷のものと聞きしかど御堂よ月を揭げたるのみ : 与謝野晶子 『心の遠景』, 0000, 1928
護摩堂のみやびやかなり護摩法に歌をば代へて仕へまつらん : 与謝野晶子 『深林の香』, 0000, 1933-1934
五六人鞍馬の坊にかたらへり花懺法を明後日と云ふ日 : 与謝野晶子 『落葉に坐す』, 0000, 1933-1934
夜の島の低きところに二つあり法のおん灯と堂守の灯と : 与謝野晶子 『北海遊草』, 0000, 1933-1934
星明し蓮の花など散るに似ぬ法の御山に我があふぐ空 : 与謝野晶子 『沙中金簪』, 0000, 1933-1934
水の聲夜の雨の音雷鳴が護身法すと思ひなさまし : 与謝野晶子 『白櫻集』, 0000, 1942
梅一輪見つけてうれし法の師のみあとをしたふ岩坂道に : 太田水穂 『雲鳥』, 1919, 1922
いにしへゆ今にったへて阿耨陀羅あまねき法のひかりなる山 : 太田水穂 『螺鈿』, 1939, 1940
南無大師 みこころふかくおはすらむ。法の師 君の召されたまへり : 釈迢空 『倭をぐな』, 1944, 1955
法の道に何か漏るべき我も人も釋迦も阿彌陀も皆これ佛 : 正岡子規 『竹乃里歌』, 1899, [1904]
法の庭嚴かなれど亡き君のめでたかりしにいくばくも似ず : 与謝野晶子 『晶子新集』, 0000, 1917
添ひ行くは法の御山のきよき川分くるは越の三尺の雪 : 与謝野晶子 『深林の香』, 0000, 1933-1934
鳥の小父古カロオ鳥手に据ゑぬ諏訪法性のかぶとのやうに : 与謝野晶子 『いぬあぢさゐ』, 0000, 1933-1934
入らしめぬみ堂に法[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『続々青南集』, 1967, 1973
法源の寺に来りてくらがりに僧群れて食をするをぞ見たる : 斎藤茂吉 『連山』, 1930, 1950
日運を埋めし山に風は吹けどとこしへにてらす法のともし火 : 正岡子規 『竹乃里歌』, 1898, [1904]
月見ても花見ても思ふ御佛の法の敎はあきらけくこそ : 正岡子規 『竹乃里歌』, 1899, [1904]
梅咲く日羅浮の仙女となりて入る萬法歸源院の門かな : 与謝野晶子 『白櫻集』, 0000, 1942
風速の三保の浦廻、貝島のこの高殿は、天なるや不二をふりさけ、清見潟満干の潮に、朝日さし夕日照りそふ。この殿にまうでて見れば、あなかしこ小松叢生ひ、辺にい寄る玉藻いろくづ、たまたまは棹さす小舟、海苔粗朶の間にかくろふ。この殿や国の鎮めと、御仏の法の護りと、言よさし築かしし殿、星月夜夜空のくまも、御庇のいや高々に、鐸の音のいやさやさやに、いなのめの光ちかしと、横雲のさわたる雲を、ほのぼのと聳えしづもる。しづけくも畏き相、畏くも安けきこの土、この殿の青き甍の、あやに清しも。 : 北原白秋 『篁』, 1924, 1924
風速の三保の浦廻、貝島のこの高殿は、天なるや不二をふりさけ、清見潟満干の潮に、朝日さし夕日てりそふ。この殿にまうでて見れば、あなかしこ小松叢生ひ、辺にい寄る玉藻いろくづ、たまたまは棹さす小舟、海苔粗朶の間にかくろふ。この殿や国の鎮めと、御仏の法の護りと、言よさし築かしし殿、星月夜夜ぞらのくまも、御庇のいや高だかに、鐸の音のいやさやさやに、いなのめの光ちかしと、横雲のさわたる雲を、ほのぼのと聳えしづもる。しづけくも畏き相、畏くも安けき此の土、この殿の青き甍のあやに清しも。 : 北原白秋 『海阪』, 0000, 1949
空御津。大和のくには。大八洲。中つ御國と。橿原の。ひしりの御代ゆ。あらたへの。藤原の里。靑丹よし。奈良の都と。御代々々に。太しかしけむ。大宮の。いかし大殿。有つげる。あとにはあれど。千とせまり。春秋へたる。後の世の。けふにし見れは。大方は。名のみしなるを。いかるかの。玉の御門を。宮なから。御佛迎へ。法の道。擴めましけむ。名くはし。これの御寺は。其御代の。有のまにまに。靈しくも。八棟たちなみ。塔堂に。天雲なひく。ゆめとのの。瑞の玉やは。神さびて。いとも尊し。安めたる。千々の御佛。たくはへし。五百個の寳。ことことに。あかれるみ代の。神業の。くしき手振を。今の世の。現に示す。ことさへく。外つ國人も。天が下に。たくひをなみと。つとひきて。をろかむらしき。これの御寺は。 : 伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1901, 1977
詳細不明
この国に瓜作る古き[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『青南集』, 1960, 1967
古への址は幾変りし[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『続青南集』, 1965, 1967
年々の八月白き令法[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『青南後集』, 1979, 1984
宿場の道こえて白菜[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『六月風』, 1936, 1942
たどたどと未通女の[※結果の一部のみ表示] : 土屋文明 『山下水』, 1945-1946, 1948