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立ち話し聴くともなしに春障子
春障子しめても子らの弾む声
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自慢の盆栽や閉むる春障子
半分開けしまま庭へ春障子
今日の午後はだいぶ気温が上がり、16度ほどまで行ったのではなかろうか。
陽気に誘われて庭へ出ると、芳しい草の匂いが満ちていた。
無防備に佇んでいると、隣りの庭から香ってきた沈丁花に見抜かれたように、いきなり恋の胸を射貫かれてしまった。
うろたえた私はおろしたての白山紬の裾を、突っかけた庭下駄で踏んで見事にすってんころりと無様に大きく転んでしまった。
明日はもっと温くなるという。カラオケのためにレッスンを始めなければと思う夕暮れ前であった。