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今日のころころこころ

2024・2・14 雪が少ない・・・

今日は午後から詰まっていたから午前中の隙間時間に野尻湖へ。
野尻湖ナウマンゾウ博物館。


長野県上水内郡信濃町の野尻湖は北信濃の美しい天然湖。
約7~8万年前に斑尾火山の活動で出来た深い谷が黒姫火山の噴出物で堰き止められ、約4~5万年前頃の構造運動によって隆起し水がたまるような地形になったと推測されている。
明治40年代から観光開発がすすめられ様々な行楽やスポーツに利用されているけど、ナウマンゾウの化石や旧石器時代の遺跡の発掘でも有名な湖。
どうして石器時代の人々がこの地に住み着いたかはわからないけど、素直にとらえれば、食物を追って、ナウマンゾウやヘラジカを追ってここにやってきたということだと思う。

野尻湖でナウマンゾウ化石が発見されたのは1946年。
1948年から本格的に発掘が始まった。今も続くこの発掘は考古学や地質学となんの関係も無い一般の人の手により行われている。
博物館から湖畔までちょこっとおばさんぽ。

妙高山も雪が少ない。
黒姫山はもっと少ない。



いまだによく理解できてないのだけど、野尻湖の水は農業用水と水力発電に使われるという。
発掘が行われるのは3月。コロナ禍前までは2年おきだった。
農業用水取水期間が終わると東北電力が発電に使うために水位が下がり発掘となる。
ただ、今までにも雪が少ない年は水位を下げないこともあったらしい。6月から農業用水使用が始まるからそれまでに水位を上げておかねばならないらしい。
発掘は去年あったから発掘に影響はないのだろうけど、もし水位を下げないとすれば今から水不足が懸念されてるということだ。

長野盆地へ帰る国道沿いも、今日は気温が高かったこともあって、これほんとに2月か?
午後はジタバタと用事に追いまくられて、気が付けば月が西の空。
野尻湖周辺のナウマンゾウが滅んだ原因は、オーバーキルとも温暖化ともいわれる。
しばらく月をぼんやりと見上げていた。
食べ物が無くなったから人々も居なくなったということなんだろうな。


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